「新ネットワーク思考~世界に仕組を読み解く~ 著アルバート=ラズロ・バラバシ」を再再読する

第1刷2002年

帯の広告

すべてはリンクしている

すべてを説明するルールがあった

インターネットの弱点

エイズの急速な広がり

マイクロソフトの独り勝ち

アルカイダの組織など

ついに複雑系の姿をとらえた話題の書!

Think Networks!

インターネットの構造を研究していた著者は、さまざまなネットワークを共有する仕組みを発見した。

キーワードは「ハブ」と「リンク」

もっとも多くのリンクを持つ点=ハブが、自己組織化するネットワークのカギであり、またアキレス腱でもあるのだ。

21世紀の複雑な世界で生き残るために…‥ネットワークで考えよ

現代社会つながりの科学

表紙裏

本書はごく簡単な目的を持っている。

それは読者にネットワークについて考えてもらうことだ。

ネットワークの視点から見たとき、自然、社会、ビジネスがどんな風に見えるのかが示されている。

ネットワークは、ウェブ上の民主主義からインターネットの脆弱さ、そして恐るべきウイルスの広がりまで、

様々な問題を理解するための新しい仕組みなのである。

 

再再読で確認したかったこと

「ランダムなネットワークから民主的な関係の社会が生まれる」か?

ということ。

ランダムな世界でのリンクとは

引用(P36)ランダムネットワーク理論の大前提は、徹底した平等主義である。

リンクは完全にランダムに付け加えられ、どのノードも確率でリンクを獲得する。

もしもネッおワークが十分に大きく、リンクが完全にランダムに付け加えられるとすると、ほとんどすべてのノードは近似的に同数のリンクを持つようになる。(中略)

それを60億の社会に当てはめてみると、ポアソン分布からわかるのは、我々の大多数はほぼ同数の友人や知人を持つということだ。

知人や友人が平均よりも大幅に多い、または大幅に少ない人は極めてまれだと予測できる。

つまりランダムグラフ理論はもしも我々が社会的絆をランダムに結ぶならば、それによって出来上がる社会は極めて民主的だと教えている。

そんな社会では極めて社交的、あるいはきわめて非社交的な人…つまり平均を著しく逸脱する人たちは…すごく少数になる。

この事から「歴史的拘束」や「地理的拘束」から自由になる人が「ネット社会で生まれる」とすれば極めて民主的な社会ができる可能性を秘めている事になる。

人は

歴史的拘束、地理的拘束、ネット社会という3つの社会で複合的に生きることになる。

 

この本のキーワード「ハブとノードの共通性」

引用(P84)もしもウェブ上の全ドキュメントがあなたのページにリンクしていれば、短時間のうちに誰もがあなたの意見を知る事になるだろう。

だが、平均的なウェブページはわずか五つから七つのリンクしか持たず、各リンクは十億もあるページのどれかにつながっている.

そんなわけで平均的なドキュメントがあなたのウェブページにリンクしている可能性はゼロに近いのだ。

引用(P85)社会にはずば抜けて多数の知人を持つ小数のコネクターがいる。

それと同様にウェブの構造を想定しているのは極めて多数のリンクを持つノード…すなわちハブ…である。

今がこうした完全にランダムネットワークの世界に到達する過程にいると考えれば

非効率な民主主義を維持するための意味を持つ。

過渡期的な問題を解決するには、過渡期だと自覚する人が汗をかき、次にバトンを渡してゆく人は存在するのだろうか?

そんなネットワーク・リテラシーが求められている。

(P265)どの生物を調べても、スケールフリー・トポロジーがはっきり表れたのだ。

どの細胞も小さなネットワークのように見えた。しかもそれは不均一で、ほとんどの反応に関与するごく少数の分子がある一方で(それらの分子はネットワークのハブである)大半の分子は一つか二つの反応にしか関与していない。

 

影響力と意味の深さに関連性はない。

リンクは有効でも肝心なのはコンテンツの質と言ってしまうことの無謀さと、リンクを張るだけの軽さに気を配りながら遺伝子を語る生物学の面白さにはまろうと考えている。

 

 

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています。

 

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新刊書はなさそうです。