「上級国民/下級国民 著橘玲」を読む
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表
上級国民
やっぱり本当だった。
皆うすうす気づいている「言ってはいけない」分析の正体
下級国民
裏
「大きく黒い犬」は「生涯独身」
エロス資本 個人の努力は何の役にも立たない冷酷な自然法則
上級国民は「一夫多妻」ユートピア・デストピア
引きこもりは日本に500万人いる
守られた既得権
ポイ捨てされる人間
表紙裏
いったん「下級国民に落ちてしまえば、
「下級国民」として老い、死んでいくしかない。
幸福な人生を手に入れられるのは「上級国民」だけだ…。
これが現代日本社会を生きる多くの人々の本音だと言うのです。(前書きより)
「下級国民」を待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという
“残酷な運命”。一方でそれらを独占する少数の「上級国民」たち。
ベストセラー『言ってはいけない』の著者があぶりだす、
世界レベルで急速に進行する分断の正体。
なんと言っても刺激的な題名で、著者の本2冊目です。
前作は「言ってはいけない残酷過ぎる過ぎる真実」。
ついでだから、この本の帯広告入れておきます。
表
警告この本の内容を気安く口外しないでください。
遺伝、見た目、教育に関わる「不愉快な現実」20万部突破
ちなみに今見ている本は2016年7月30日11日11刷です。
裏
Ⅰ努力は遺伝に勝てないのか
1遺伝にまつわる語られざるタブー
2「頭がよくなる」ということはどういうことか
3知識社会で勝ち抜く人、超貧困層に落ちる人
4進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
5反社会的人間はどのように生まれるか
Ⅱあまりに残酷な「美貌格差」
6人は見た眼で決まる…容貌のタブー
7あまりに残酷な「容貌格差」
8男女びぉゆ道が妨げる「女性の幸福」について
9結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実
10女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか
Ⅲ子育てや教育は子供の性ちぉゆに関係ない
11わたしはどのようにして「わたし」になるのか
⒓親子の語られざる真実
⒔「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実
とある。まず現実直視を求められる。
毒にも薬にもならないマスコミのニュース(言い過ぎか?)からは生まれてこない
さすがに金をとるだけのことはあると言う「あっぱれさ」は横においても現実を冷徹に見せてくれる。
紹介の上級国民下級国民で感じる人は…やっぱりではなく昔からそうだよ。
という声が聞こえてくる気もする。
「そうじゃない」と言う人、「え!」っていう人は、マイホームを持っていて、年金を月20万以上もらっている人だとすれば日本人の3分の1もいなそうだ。
この本のつらいところは著者が生物学的な男と女をクールに見ていて救いがないところだ。
その部分も前作同様深い。
著者はその道に造詣が深いのか深い関心を持っているのか次作ではわかる気がする。
ぼんやりとしたロマンもどきも認めてくれないので救いがない。
お前には救いがある道をしめせるのか?と聞かれないように逃げるしかないが、
逃げる道もふさがれている。
というのも、ほのかに人間が働かなくても、機械が富を生み出してくれて、あわよくばこれからの社会は、生産は十分できるようになったので皆で分配の会議をすればよい。
ベーシックインカムを行うだけの経済力はあるぞ。とささやきがあったような気がしていた。
著者はあっけなく、否定してくれる。それも金の力ではなく性的魅力という残酷な方法で。
アメリカの高校で銃の乱射事件がある理由を隙間なく説明してくれる。
そんな本です。
最後にシンギュラリティが2045年と書かれています。
そこから引き算でいろんなことを考えることも一つの方法かと思います。
そこにあるのは「技術」と「魔術」が区別できない世界だそうです。
「言ってはいけない残酷すぎる真実」の内容は広告裏の箇条書きに細かくあります。
そんな著者が2045年までを見据えている本。
820円+税は決して高くない、価値ある本と思います。
ただし読了後、明るくなったとか希望が持てるとかを期待して買ってはいけません。
前を向いて、しっかり歩く。そんな覚悟を求められる気がします。
著者は「テクノロジーによる設計主義」が希望だと言っています。
ぜひいろんな人がいろんな方向から考えて盛り上がってほしいと感じるくらい、切実な問題なのではと考えています。これはひとりで読んでしまうよりも真面目に討論する材料に使う方がふさわしいような気がします。
シンギュラリティについてはホモデウスが問題視していたアップグレイドした人間という話に通じそうなのでそのうち紹介します。
信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています。
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