「本棚が見たい 文川本武、写真津藤文雄生/大橋弘」を再読する

 

1996年に出版された本です。

中古で手に入りそうなので紹介です。

帯の広告

整然。雑然。唖然。呆然。陶然‥‥‥‥。

本棚の杜に迷い込んだ本棚探検隊のルポ!

筒井康隆の本棚

荒巻宏の本棚

山田風太郎の本棚

高橋勝彦の本棚

内藤陳の本棚

高村薫の本棚

村松友視の本棚(この本の視は本当は示すに見る)

ジェームス三木の本棚

阿刀田高の本棚

細川護熙の本棚

和田勉の本棚

夏目房之介の本棚

堀田力の本棚

「ダイヤモンド・エグゼクティブ」連載「本棚探検隊が行く」ついに単行本化

誰がどんな本を読んでいるのか。

誰がどんな本を読んできたのか。

「本好き」ならだれもがのぞいてみたくなる魅惑のブックワールド!

 

本に埋もれた書斎の写真が好きでこの本の紹介です。

写真の紹介はできませんが

紹介されている人の一言が面白いので紹介です。

1.   筒井康隆……よほどのごみ凡でない限り、読んで損をする本はありませんよ。

2.   内藤陳‥‥…一冊一冊、征服している感じです。だから積んじゃうのかなあ。

3.   山田風太郎…江戸川乱歩さんの「心理試験」は今でも十分新鮮さを感じますね。

4.   荒巻宏……本を管理する癖が出来なかったのは、貸本屋で読書週間がついたせいかなあ。

5.   高村薫……本棚を工業技術ハンドブックでいっぱいにする。それが私の夢です。

6.   村松友視…自分にノルマを課して努力しないと本は読めないタイプなんです。

7.   吉村昭‥‥いま、一番怖いのは品がこれ以上増えることですね。

8.   高橋克彦…子供時代、布団の中で熟読した乱歩、おやにみつかって、“焚書”の刑に…

9.   畑正憲‥‥海外では、とにかく書店を歩く。ベストセラーの棚は見逃さない。

10.  和田勉‥‥本は物の中でいちばん安いのに、モノの中でいちばん素晴らしい。

11.  阿刀田高…自分が面白ければ良書と、ごく素直に思いこんでいました.

12.  ジェームス三木…ななめ読み、拾い読みなんて、とてもできない性分なんです。

13.  安部譲二…堀の中でくだらない本に出くわすと、激怒して壁にたたきつけていた。

14.  山田太一…本は、自分を掻き立てる道具。わざと全部読まないこともある。

15.  細川護熙…ベストセラーに興味はない。名著だけを精読、再読をする。

16.  上之郷利昭…読んだり、調べたり、書いたりするのが好きなんです。

17.  竹中労…‥段ボール何杯もの本と格闘し、発酵させて、取材に駆け回った。

18.  日高公人…本はみな好きです。立派な本だけ読みたいと言う人は信用できない。

19.  吉村作治…すぐに必要ない本も買う。何世紀かあとに誰かが必要とするかもしれないから。

20.  市川森一…僕の本棚は資料探しの残骸置き場のようなもの。

21.  夏目房之介‥本棚は自我が素直に出ると思う。僕のは、ぐちゃぐちゃな自我ですね。

22.  木田純一郎の本…思いの深い作家の本は、どうしても手元に残りますね。

23.  堀田力…司法試験で落ち込んだとき、井上靖『あすなろ物語』が心の支えに

24.  秋元康…本はアイデアを発酵させる起爆剤みたいなもの

 

本棚はその人の履歴書みたいな歴史があって、よく公開したナーと思う反面、自己紹介と考えればこんなに便利で効率的なことはないでしょう。

きっとこの時代のダイヤモンドを読んでいた人も楽しみに読んだんだと思います。

 

本はデジタルではないので一度印刷してしまうと変更できない。

その本をテーマにして共通の話題が出来たりする。

読んできた本によってその人の性格や価値観や、これからの行動予測が少しできたりする。

本のテーマが違うことによって、考える広がりができる。

そんなことを考えると、

出版関係の人に著名人(政治家・学者・コメンテーター・作家他)と呼ばれる今を動かしている人の本棚を見せてくれるような企画をお願いしたい。

そうした人たちが、ごく狭いテーマの発言をしていたとしてもその発言を支える重みというか、歴史を本棚から感じることでより伝わる気がする。

それは大きな説得力になるのではないでしょうか?

 

本は重さや体積の割にはその情報量は少ないからストックする人も限られてくる。

本棚には持ち主が持った興味の歴史と、本には変更できないその時代の固さが閉じ込められている。

新しく本棚を紹介してくれる著名人がいれば、

一般読者に対して、今回本棚を紹介された人々の一言が、

本棚から生まれる空気のようなものを多角的に精査する手段として活用できる気がする。

 

それにしても、1996年は遠い。

 

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています。

 

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