「グーグルが消える日 life after google:著ジョージ・ギルダー」を読む

 

帯広告

まもなくインターネットの世界に大激震が起こる…。

堀江貴文氏、推薦

シリコンバレー騒然の全米ベストセラー!日本本上陸!

ユヴァル・ノア・ハラリ、ニック・ボストロム、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン、ティム・アーバン、イーロン・マスクが「全知のAIが世界を変える」と騒ぎ立てているが、もはや業界構造が限界に近付いている。

現在のセキュリティ、プライバシー、知的財産、事業戦略、テクノロジーの危機的状況は、既存のコンピュータやネットワークの枠組みのなかだけでは解決することが出来ないのだ。

 

グーグルに支配された現在のインターネットの世界は間もなく崩壊を迎える。

なぜ、グーグルが消えるのか?そしてグーグルが消えた後、インターネットの世界は一体どうなるのか?

これから本書ですべてをお話ししよう…。

 

著者の目的(下線は引用)

P379)「グーグルの世界は終わりを迎えつつある。

モノやサービスを無料で提供し、経済的稀少性と安全性という要件をごまかしているからだ。

グーグルが作り上げた無料の世界は、時間を中心にした経済生活の公然と反し、顧客の財布を通り抜けて顧客の時間を奪おうとしている。

 

それを支える技術として

P284)分散化、具体的にはブロックチェーンの導入による。

ブロックチェーンを導入すれば、データはすべて可視化され、ユーザー間の相互利用も可能になる。その為インフラを提供する側だけがデータを利用できる状況もなくなる。

ブロックチェーンを利用する仮想通貨に関しての考えには

(P368)ビットコインは貨幣評価の基準というよりは、むしろ取引媒体そのものであるということだ。

金の場合、取引は付随的なものだが、ビットコインの場合、取引が重要になる。

このため、ビットコインがシステムとして成功するためには、通貨量を増やすか、コインの価値を高めなければならないのだ

とその差を

貨幣が価値基準の役割を担うのであれば、需要によって変動してはいけない。としている。

 

ここは貨幣の役割を分割して、価値を測る尺度と,取引仲介としてのコストに分解する

 

(P379)グーグルの世界は終わりを迎えつつある。

モノやサービスを無料で提供し、経済的稀少性と安全性という要件をごまかしているからだ。

時間の流れはエントロピーによって決まっている。その為時間はあらゆる指標価値にとって究極の枠組みなのだ

 

グーグルが作り上げた無料の世界は、時間を中心にした経済生活に公然と反し、顧客の財布を通り抜けて顧客の時間を奪おうとしている。

 

まず感じるのは

マスコミをにぎわしているGAFAは各企業とも創業者利益の収穫が終わって、そろそろ世界のインフラとして定着する準備が済んだということか?

インフラとして世界中が活用すると決めたら、にそれなりのルールが出来て、ルールに従った税金を払ってグローバルなインフラ企業になるかと思えば、

米中の争いで結果はもう少し先になりそう…と言うことだろうか?

これは技術革新に関係ない。

 

お多彩な内容の中で2点紹介する

①ブロックチェーンが次の時代を切り開きそうだということ

ブロックチェーン関連で注目されているビットコインについて具体的に触れておく。

1990年ころに始まったがPCとインターネットの普及に伴う社会インフラの変革が2045年のシンギュラティに向かって次のステップに入ってゆくという予想に向かって、次の一歩を具体的に見せているようだ。

それが著者の言うグーグルのビジネスモデルの否定であり、結局グーグルのビジネスモデルというのは、見かけ新しいだけの中央集権的なモデルで、「ブロックデータ2.0:著ビックデータ戦略重点実験室」のときに感じた違和感を具体的に示してくれたようだ。

ブロックチェーンというのは中央集権から分散に動いてゆき、データがすべて可視化されることによりユーザー間の相互利用ができるようになる。情報の非対称性問題が解決される。

ここから生まれるビットコインはセキュリティの問題を解決し、取引コストを低下させる。

しかし物の価値を評価するには問題が残る。なぜならビットコインは需要と供給によって変化する。

引用(P369)貨幣が価値基準の役割を担っているのであれば、需要によって変動してはいけない。

引用(P371)ビットコインは通貨としての役割をはたすことはできないだろう。

おそらく政府や中央銀行からの避難所、もしくは大規模なイノベーションであるブロックチェーンの隠れ家を提供するという未来が待っているだろう。

果たして「経済発展と生活水準の向上を支持する」だけでは済まないところまで来ているのだろうか?

 

第2点

何より著者のジョージ・ギルダーの年齢(1935年生まれ)と「富と貧困」が翻訳されたのが昭和56年(1981年)に驚く。

こんなに研究者として現役生活を続けられるものだろうか?それともスタッフが力と疑いたくもなる?

GAFAの創設者ではない人が、GAFA株で稼いだとすれば知は平坦化するが、同じスピードではない可能性が有る。

ここでほんの少しの時間差が大きな利益を生んでいるとすれば、江戸時代の江戸大阪間で行われた札差の利益とほとんど変わりがない。

でもそれは「知」が平坦化していないと問題になるかと言えば、議論を残すように思う。

データは客観的でなければ何の意味もなさず、まして隠蔽しようなどと言うことは考えられない。しかし、データは誰かが作っている。

それを知るまでのタイムラグはどう解決するか?という問題を提起されている。

 

 

 

 

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています。

 

にほんブログ村 本ブログへ

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

にほんブログ村