「社会はヒトの感情で進化する 著小松正」を読む
信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています
帯が広くなっ手カバーと同じ大きさになった本
2重の表側・表
人類の進化は“思い込み”から始まったー
行動経済学の基盤となった進化生物学とはー
社会に活用される「行動デザイン」とは…
神を信じたほうが適応的だった…
差別はヒトの進化の結果だった…
同性愛は社会の深化に必要だった…
進化医学・進化教育学・進化計算…
2重の表側・裏
第1章 人の心理や行動は「進化生物学」で理解できるのか?
第2章 人は神尾信じたほうが適応的なのか?
第3章 「差別」はヒトの進化の結果?!
進化生物学。進化心理学から行動経済学へ
第4章 同性愛は生産性がない?!
人の行動の生物学的理解と自然主義の誤謬
第5章 「進化医学」の現在
第6章 進化する「教育・医療現場・人工知能」
表紙裏
適応度=生存率×繁殖率
人と動物の決定的な違いは「集団全体(社会)」にとって利益となるかどうかであった。
この本の言いたいことは前書きにあり。
2点
①ここ20~30年でヒトに身体と精神がともに進化の産物であるという観点に元図板研究が成果を上げ、人に対する理解が深まった
②解明された人に関する知見を応用して社会的課題を改善する取り組みが始まっている
この2点の紹介
気になる部分の引用
P98人は進化の過程で、生存や繁殖と関連した個別の様々な状況に特殊化した適応的な心のモジュールが脳に組み込まれてきたと考えられるようになりました。
P99人には集団において互恵的利他行動が重要であることを考慮すると、人にはフリーライダーを感知する能力(裏切り検知能力)が特に高いであろうことが貯槽されます。
P102従来の心理学では、人が複数の信念を持っている時それらの信念の間に矛盾や日一貫性が有る事態を問題とみなすという考え方があり、「認知的不協和概念」と呼ばれています。
心のモジュール性を考慮すると、こうした認知的不協和という概念それ自体が、私たちが「単一の統一人格」という幻想にとらわれていることの現れであると、ロバート・クツバン(進化心理学者)は指摘しています
P273~274行動経済学における重要な概念として人間の意思決定の癖をまとめている。
ヒトが動物でありその歴史的拘束性を引きずっていることを具体的な例として具体的に示してくれている。
人間行動進化学、行動経済学、進化医学都いったヒトの身体だけではなく心理や行動も進化の産物とみなすという観点にもとづいた研究分野の成果の紹介というように進化的思考にもとづいて社会を変える時代を紹介している。
興味を持った1行
宗教は、自分は紛れもなく集団の一員なのだという実感を個人に与えており、そうした実感を持った個人は集団全体の利益を重視する行動をとるようになるからです。(ハーバード大:エドワード・ウイルソンの引用)
人間が社会的動物であることの一つの証明か?
同じ宗教内で商取引上効率の良い信頼関係が生まれたと誰かが言っていた覚えがある。
P47~p48にかけてダンバー指数の話が出ているので、
ダンバー指数は一般化していると考えてよさそうと考えます。
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