「6度目の大絶滅 著エリザベス・コルハート」を再読する

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています

 

ホーキンスのビッグ・クエスチョンの第7章人間は地球で生きていくべきなのか?でP164でこう言っている。「地球はあまりに多くの領域で危機に瀕しており、私が明るい展望を持つのは難しい。良からぬことが近づく兆しはあまりにも鮮明で、しかもそんな兆しがあまりにも多い。」という文がある

良からぬ兆しとは

①人間にとって地球が小さくなりすぎた。物質資源枯渇人間が引き起こしている自然破壊と、

②核兵器を持っている事、これは人類を自らの手で破滅することができる

③政治家は①や②の問題を現実の問題として否定するか少なくともその信仰を逆転させられるだけの力があることを否定している。

という3点をあげている。

今回取り上げた6度目の絶滅は①の人間の活動が原因で起こる自然破壊がどんな結果を生み出すか確認する情報として再読した。

本の帯

2050年までに種の半分は消滅する。

「ニューヨーク・タイムズ・レビュー」2014年ベストブック10冊の選ばれた衝撃作

私たちは、生物種の大絶滅を、いま、自らの手で引き起こしている

しかもその絶滅の中に自らが含まれている事に気づかないまま、もはや引き返すことのできない道を進んでいるのだ。

ここまで冷徹な本は、いままでなかった。

福岡伸一「生物と無生物のあいだ」著者

全米メディア、各市大絶賛

すばらしい・・・・この星の消えゆく生き物たちへ哀歌を捧げながらも、本書の進化は科学的かつ歴史的な解説にある。

人類の通る跡に残された絶滅種の山また山が克明に積図られている。…「ニューヨーク・タイムズ」

非常に魅惑的で刺激的な現地取材だ。

コルバートは実にパワフルなテーマを掲げ、要点を正確に伝える…「ワシントン・ポスト」

科学的な厳密性に皮肉なユーモアも交えた稀有な語り口で、読者を飽きさせない…ナショナルジオグラフィック

パワフルな作品。私たちが現状を把握するのに計り知れない貢献をする一冊…アル・ゴア

表紙裏

私たちは、いま、“6度目の大絶滅”のただなかにいる

地球はこれまで5度の大量絶滅が起きている。隕石衝突、火山活動、氷河期到来など、いずれも突然お大規模な自然災害で多くの種が絶滅した。

そして現在、サンゴ類の1/3、淡水貝産類1/3、サメやエイの1/3、哺乳類の1/4、爬虫類の1/5、鳥類の1/6、植物の1/2、がこの世から姿を消そうとしている。

恐竜時代には1000年に1種だった絶滅が、いま、毎年推定4万種のペースで人知れず進行しているのだ。

このままでは、2050年には種の半分が消えてし合うかもしれない。

世界各地で一体何が起きているのか?

そしてその原因は何なのか?

絶滅の最前線で、歯止めをかけようとしている研究者、達の時間との闘いが熱く繰り広げられている。

「ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー」2014年ベストブック10冊に選ばれた話題作。

 

個人的感想

表紙裏にこの本の主旨は書き込まれている。

表紙裏の文章で著者の言いたいことは判った!と終わってしまう位まとまっています。

結論はわかっても、そこに至るプロセスというか深度のある理解をも求める場合にもわかりやすい本です。

さて個人的な意見

P253、P258グローバル化の影響から意味の抜粋

人間が移動を始めたときから自然環境に影響を与えてきた。

それはダーウインが考えた種の拡散とは、這い、泳ぎ、歩き主旨を風に乗せたることで、カビのように自分では動けない生物も広範囲に拡散する。しかしこの拡散には限界があることで種は豊穣で、その多様性が見て取れるのだ。たいていの種にとって長距離移動は難しくほぼ不可能であるのに人間が関与することで可能になった。

世界中の動植物をふたたび混ぜ合わせるプロセスは、帆との初期の移動ルートに沿ってゆっくり始まり、ここ数十年で著しく加速し、世界の一部地域では外来種が在来種を数の上でしのぐまでになっている。

船舶のバラストの水飲みを考慮しても、二十四時間で一万種が世界を移動していると推定される。

P343代激変の原因は、特定できる限り相互に大きく異なっている。

オルドビス紀末の場合は地球温暖化と海洋科学状態の変化、

白亜紀末の場合は隕石の衝突だった。

現在進行中の接滅には新たな原因がある。それは隕石でも巨大な火山の噴火でもなく「あるひ弱な種」だ。

上述した事からも人間が移動を始めたときから活動によって自然破壊はあり地域的多様性は破壊され続けていいて、歴史をひっくり返すことはできない。

その自然破壊とは、地理的な拘束があって全世界に広まらずに、地域が限定された多様性に対し人が移動することでグローバルになってしまい多様性が失われる。いわばパンゲア大陸を人工的に作っているように見える。生物は生態系を保つことで生きているのだから、不用意に弱いとされる種を絶滅させることで反映している種が絶滅する可能性もある。今生態系の景観は変わりつつある

 

読者へ伝えたいメッセージをイギリスの古生物学者の言葉として「情報は保存され、変更されて次世代に受け継がれてゆく。コミ二ューションによって社会の融和が図られ、おかげでヒトは進化から自由になれた」

 

ホーキンスは大絶滅が起こるリスクを分散するために宇宙に出ることを考えていた。

今までの大絶滅は自然の力によっておこってきたが6度目の大絶滅は人間の手で引き起こされる可能性が高いことが「6度目の大絶滅」で補強されていると考えられる。

 

新知識

P308ネアンデルタール人を完全に絶滅に追い込む前に現生人類は交雑していて、現代人の大半ばわずかであるとはいえ(最大で4%)ネアンデルタール人の血を引いている。(発表論文2010年サイエンス)

ニューギニア人・フランス人・漢民族に至るまでアフリカ人以外はネアンデルタール人のDNAを1%~4%持っている。

それだけでなく「ホビット思いがけない冒険」という映画のホビットとはインドネシアでのフローレンス島で2004年に発見された一般に小柄な旧人類の一種だと考えているらしい。歯が17000年前のものと判明している。

ネアンデルタール人もホビット人も現代人も同じ時代に生きたことがあることが証明されている。

そこから生まれたアイデアが「ホビット思いがけない冒険」につながっているのかは確認していません。

この人種のDNAは採取できてない。

デニソワ人(未知の人科)とも交わっていた。現代のニューギニア人は最大6%デニソワ人のDNAを共有している。

 

P322人とチンパンジーの違いはヒトの大人はお互い力を合わせ、協力関係を結ぶがチンパンジーは結ばない。

好奇心

 

ホーキンスのビッグ・クエスチョンの答えと同じように

人間がこれからも同じように世代を重ね、生き残っていこうとするなら宇宙へ植民地を求めて出てゆく人類と、地球に残る人類とリスク分散をはかるしか無いような結論に導く本だと思います。

政治でも、集合知でもどうにもならなくて、結局一部の超明晰な頭脳と、超卓越したリーダーシップでフロンティアを開拓する。新大陸発見?西部劇?

何ともならないのか?

 

別の感想、この本を読んでの収穫というかうらやましいと思わせる

著者はシビアなフィールド・ワークを愉しんでいる。それを感じさせてくれる文章で、本の持つ熱が滲み出ているように感じました。

宣言、飲み物にストローは使いません。

 

 

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