やばい経済学を再読する
世界の経済学50の名著 著T・バトラー=ボードンの48番目に「やばい経済学」が乗っていた。
名著がどれだけうまくコンパクトに紹介しているのかを確認するために再読した。
やばい経済学の表紙裏のPR
銃とプール、危ないのはどっち?
相撲の力士は八百長なんてしない?
学校の先生はインチキなんてしない?
ヤクの売人がままと住んでいるのはなぜ?
若手ホープが日常生活から裏社会までユニークな分析で通念をひっくり返す。
アメリカに経済ブームを巻き起こした新しい経済学の書、待望の翻訳
この本のキーワードは「インセンティブ」だと訴えている。
インセンティブは現代の日常の礎である。
通念は大体間違っている。
惹きつけられた2行
p7アメリカの犯罪の波をやっと抑え込んだのは、銃規制でも好景気でも新しい取り締まり戦略でもなかった。
他の事にもまして、犯罪予備軍が劇的に縮小したというのが真相だ。
ここでの結論・・・・中絶と犯罪の関係(中絶の合法化で犯罪が減った)
世になかはインセンティブで動いていることを、具体例を挙げて証明している。
だから個々の具体例を読まなければならないが、実際に興味深く読み続けられる。
例えば
相撲の力士の八百長問題・・・・8勝7敗と7勝8敗の差が万事家に大きく影響する。
勝ち越しの8勝目は普通の勝ち星の代替4倍の価値があるとしており、八百長を行うインセンティブは十分にある。
KKKと不動産屋のどこが同じか?・・ともに・情報の非対称問題として取り上げている。
改善理由としてインターネットが情報の非対称性に致命的な打撃を与えている。
インターネットは専門家と一般の格差を大幅に縮めたと評価しているが非対称性というけだものを退治したわけではないと突っ込みを入れている。
インターネット上の情報とは、たとえば出会い系サイトに自分の広告を入れるとして、入れる情報と具体的な広告で得られるレスの数について分析をしている。
クラック売りのギャングが、がっぽり稼げる可能性はウィイスコンシンの農家の娘が映画スターになったり、高校のクオーターバックがNFLの選手になったりする可能性とあまり変わらない。
完璧な子育てとは、の項で(第5章)
学校の成績と相関している8項目
① 親の教育水準が高い。
② 親の社会・経済的地位が高い。
③ 母親は最初の子供を産んだとき30歳位以上だった。
④ 生まれたとき未熟児だった。
⑤ 親は家で英語を話す。
⑥ 養子である。
⑦ 親がPTA活動をやっている。
⑧ 家にたくさんの本がある
相関していない要因8つ
① 家族関係が保たれている。
② 最近より良い界隈に引っ越した。
③ その子が生まれてから幼稚園に入るまで母親は仕事につかなかった。
④ ヘッドスタートプログラムに参加した。
⑤ 親はその子をよく美術館に連れてゆく。
⑥ よく親にぶたれる。
⑦ よくテレビを見る
⑧ ほとんど毎日のように本を読んでくれる。
を具体的に説明している。おやっと思うところやアメリカでは、のところもあると疑問がある場合・・・・・
この本はダイジェストでは本当の味が判らない。
相撲の八百長に関して触れている部分について再度モノイイ。
八百長を根本的になくすには、番付表の評価方法に問題があると指摘している。
私、大相撲が好きで今も観戦に行っている。
立ち合いの曖昧さや、丁髷などの過去を受け継ぎながら、今を生きる力士の人生がより充実してくれることを願うとどうしても、下積みの時代をステップアップした形で生かせるようなシステムを築いてほしい。
貴乃花が再度挑戦できるのか?
貴乃花のように、システムを変える人が出てくるのか?
横綱だけを見に行くんじゃないぞ!
2時ころから見ているんだぞ!
せめて相撲の記事を書いたり、解説をしたり、相撲関連で飯を食ってる人、8勝7敗の人と7勝8敗の人のインセンティブの問題を提起するとか、勝ち越している人と7勝7敗の人のが迎える千秋楽の取り組みの勝率を継続的にデータとして出してくれませんか?
それとも、それが勝負の世界ですとこのままのやり方を追認し、次の力士が生まれないなんてことがないように
お願いしますよ。
外人ばかりになってしまったら、ローマ時代の奴隷の闘いと同じレベルになりますよ、国技が。
何はともあれ、今場所見に行きます。
稀勢の里どうなる? 初日は負け!・・・・