突然だが「腐臭がする。」と訴える人が近くにいないだろうか?

 

嗅覚は年とともに衰えて,徐々に必要なニオイの存在もわからなくなるらしい。

老化の例だ。

蘇の嗅覚に例外があって、老いてゆくとともに腐臭を強く感じる動物がいると聞いた。

それは自分の老いに、自分の嗅覚が反応するのではなく

周りの発するそのニオイを嗅ぎ分ける特殊な能力があり、

突然開花する事もあるらしい。

 

人間には突然、瞬間的にまとわりついて、すぐに去ってしまう事は多く

継続してその感覚を持ち続ける人は少ない。

その腐臭は食べ物や体臭や、ゴミや、形のあるものから生まれるニオイではない。

見えないが、確かに感じるという感覚で、

その感覚を持った動物は、同種であってもそのニオイの近くに寄らなくなる。

 

人間も同様で、そのニオイを発生させる人間と、それを感じる人間の特殊な関係だけだが

普通の人の知らないところで、そっとすみ分けている。