質問85. ものを持たない | あなたが、人生の最期に「○○ならよかった…」と後悔しないための、91の質問

あなたが、人生の最期に「○○ならよかった…」と後悔しないための、91の質問

あなたにとって「充実感」「達成感」「幸福感」とは何ですか?91個の質問を通して、一緒に考えていければと思います。

質問85.『あなたが

時間的にも空間的にも解放されるには、

どうすればいいでしょうか?』

 

こんにちは、河合です。

 

今日は、

「ものを持たない」

ことの重要さについて

お話しします。

 

今回の記事を読めば、

あなたは

モノへの執着が薄れ、

身も心も軽々と

生きていけるようになります。

 

 

僕が、

ある高齢者のお宅に

お招きいただいたときのことを

お話しします。

 

その方は、

大変なお金持ちであり、

お家もとても広くて立派でした。

 

四季折々の花木が

たくさん植えられたお庭

 

立派な門

そこから玄関まで続く飛び石

 

広い玄関に

長い廊下

 

ひのきのお風呂に

20畳以上のリビング

 

食事は家政婦さんが作ります。

 

なぜそんな家の招かれたのか

といいますと、

 

そこのご主人が

地域の総合病院から退院し、

自宅で訪問介護や

訪問看護を受けるようになったので、

 

そのための話し合いの

一メンバーとして

お招きいただいたのでした。

 

その話し合いの中で

出た話で

 

とてもビックリしたことが

ありました。

 

ご主人の奥様が、

1000万円もの大金を

燃やしてしまったというんです。

 

いろいろ話を聞くうちに

なぜ1000万円の札束を

燃やしてしまったのか、

という経緯がわかりました。

 

そのお宅の老夫婦の元には

とにかく財産目当てで

たくさんの人が近づいてきたそうです。

 

オレオレ詐欺の電話も

あったみたいですし、

 

いろんなモノを売り込みに

営業マンが

入れ替わり立ち替わり

やってくるそうです。

 

とうとう気を病んだ奥様は

 

「財産があるから、

こんなわずらわしい

思いをしないといけないんだ。」

 

と思い詰め、

1000万円もの札束を

自宅の庭で燃やしてしまったというんです。

 

当時の僕には

まったく想像もできない

悩みでした。

 

「なんだそれ?」

っていう感じです。

 

でも、

今にして思えば、

奥様のご心痛も

分からないではありません。

 

例外はもちろんあるでしょうが、

これまで僕は、

お金をたくさん持つ人で

それを失うことを非常に恐れる人に

数多く出会ってきました。

 

そして、

今回の老夫婦のように

お金を持つことで

自分が背負わないといけなくなった

ネガティブな感情から

解放されたくなって、

 

とんでもない行動に

出る人もいます。

 

もちろん、

幸せな金持ちにも

たくさん出会ってきました。

 

そんな人に共通している点は

失うことを恐れていないことです。

 

というよりも、

そもそも自分が占有しているという

自覚すらない人もいます。

 

どんどんお金を使って

世の中にお金を回して、

みんなで豊かになろう

 

そんな感じの人が

幸せな金持ちには多いです。

 

自分が貯め込むのではなく

どんどん回そう

 

そんな感じです。

 

「自分が所有してやろう。」

というケチケチした雰囲気がありません。

 

お金だけではなく、

車や服、装飾品や本も

そうかも知れません。

 

車や服、装飾品や本も

たくさん持とうとすると

場所も労力もお金もかかります。

 

僕は、車も「軽」自動車ですし、

服は10着以下、

本は読むと

アマゾンかブックオフで売るし、

あまりモノを持ちません。

 

非常に快適です。

 

モノを持たなければ

失う恐怖も生まれません。

 

僕たちは

人生の旅を終えれば、

あの世へいきます。

 

この世のモノは

何一つあの世へ持参できません。

 

あなたが

仏式のお葬式をあげるとすれば

戒名をつけられるでしょう。

 

そう、あなたの「名前」すら捨てて

あの世へいくことになるんです。

 

だったら、

「別に最小限でいっか。」

「他の人と比べて

持っているモノが少なくたってよくね?」

って、ちょっとだけ思いませんか?

 

断捨離っていう言葉があるけど、

モノが少ないと

大事に使うようになるから、

 

断捨離する手間すら

省けますよ。

 

でも、あなたが

これを読んで

「モノ、多過ぎかな?」と

思ったら、

 

断捨離してみるのも

いいかも知れません。

 

気分的にも空間的にも

解放されるに違いありません。

 

今回は、ここまでです。

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございます。

 

心から感謝します。