重粒子線治療
が最近、いろいろなマスコミで取り上げられるようになってきました。
重粒子は、名前の通りの重い粒子です。
?って感じですよね。
この重粒子線は炭素を使うため「重」と呼ばれます。
→ヘリウム原子核より重いので「重」となります。
また、陽子線といったものもあります。
こちらは、水素を使用します。
どちらも、「粒子線治療」の分類となり、今までの放射線療法(X線)と大きな差があります。
その違いの一つが、がんへの攻撃能力です。
なんと、3倍高いとされます。
また、X線の場合、腫瘍に狙って照射する場合も、その腫瘍に到達するまでの正常な細胞を大きく傷つけてしまったり、さらに、その腫瘍を通過後の正常な細胞にもダメージがあります。
それに対して、重粒子線(粒子線)は、腫瘍の位置において急激に破壊力を高めることが出来ます(ブラックピークといいます)。
この重粒子線の治療施設は、なんと300億円を超える施設です。
また、粒子は加速器で、ぐるぐる粒子を回して加速され、体に照射されるのですが、
その回す外周は 130m(直径40m)になります。
このスピードをコントロールすることにより、腫瘍の位置(深さ)を定めることができるのです。
治療効果も高く、たとえば前立腺がんについては、
治療後の再発なし率は、98%と、非常に高い成果が報告されています。
現在、この治療は先端医療扱いで費用は300万円程度です。
また、現在臨床研究中なのが肺がんに対する治療です。
この治療は、なんと、1回照射です。
数年先には、1時間、日帰り治療を視野に入れているとのことです。
今、治療が出来るのは、全国で2カ所(重粒子)ですが、
今後、群馬大学で来年度、
神奈川、愛知、山形、佐賀、沖縄では、新規に建設が計画されているようです。
菊島
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