神奈川県は14日、最先端のがん治療法として注目される重粒子線治療装置の導入に向け、独立行政法人「放射線医学総合研究所」(千葉市)と支援を受ける協定を結んだ。県は同装置を新しい県立がんセンター(横浜市旭区、13年11月開業予定)に設置する計画で、14年度中の治療開始を目指す。


 同装置は、開腹手術をせずに、がん細胞を殺傷できるため、患者の体の負担が少ない治療が可能とされる。小さな肺がんで1日、肝臓がんは2日で治るといい、短時間で治療できるのも利点だ。抗がん剤や従来の放射線治療では治療が困難ながんに高い効果を上げている。


 同研究所は94年に臨床研究を始め、これまでに約4500人の治療例がある。協定では、同研究所のノウハウを生かし、医師や研究者を派遣し合ったり、治療方法の情報交換をするとした。


 同装置の導入は全国4番目で、整備費は100億円程度の見込み。年間1000人の治療を目指す。治療費が約300万円と高額なことが課題で、県は国に対し保険適用を求めるとともに、独自の助成・融資制度も検討する。


私見ですが、麻生内閣が打ち出した今回の経済対策、とくに定額給付金は2兆円にもなるようです。
自治体によっては給付が始まっていますが、たとえば、この重粒子線治療施設は、100~200億円程度でできるようです。


なんと、200億円としても、100カ所設置できます。もちろん、放射線技師や専門医の育成には費用が掛かるとは思いますが、これを、行き詰まった地方空港に隣接して設置して、海外からの患者を呼び込んだらいかがでしょうか。


内需拡大といっても、やはり日本の高い技術力で外需を増やし日本を再生する方法がいいのではと思います。

オイルマネーでお金を蓄えた方など自家用ジェットで殺到するかもしれませんね。


もちろん、地元の方は治療費無料や減額は当然ですが。



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つい最近、こんな記事が配信されました。


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山梨県内に四つあるがん診療連携拠点病院のうち、富士吉田市立と山梨厚生(山梨市)の2病院が、国が指定要件を更新する2010年4月から指定を外れる見込みとなった。必須となった高性能機器を購入する余裕がなく、導入を断念したため。両病院とも従来通りの診察体制を維持する方針だが、拠点病院という「看板」が外れることで患者が減り、県全体の診療体制に影響が出る可能性もある。


 厚生労働省が08年3月に都道府県に通知した新たな指定要件では、放射線治療と薬による化学療法の両方を実施していることが必須となった。放射線治療では「リニアック」という機器を用いるよう示した。


 リニアックは、放射線を患者のがん病巣に当てて治療する機器で、本体は3億円程度。07、08年度は、導入する病院に国が半額近く補助金を出していたが、09年度はなくなった。


 県内には、県立中央、山梨大医学部付属の拠点2病院のほか、市立甲府病院にも設置されている。他県より導入は遅れており、山梨大医学部によると、人口100万人あたりでみると全国で最下位の台数という。


 富士吉田市立病院は、リニアックを入れるには施設の増改築も必要で計10億円規模の経費が見込まれることから、導入を断念した。同病院は「10億円近い累積赤字がある中、新たな巨額の支出は難しい」としている。


 山梨厚生病院はもともと放射線治療を実施していない。リニアックを導入しない理由について、「経費がかかりすぎる。導入したとしても専門の医師を派遣してくれる保証もない」としている。

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もちろん、地方の病院でも、たとえば独自の緩和ケアやいくつかの病院で連携してリニアックを設置したり、佐賀県や福井県などのように、最先端の治療方法である粒子線治療施設の導入などを計画している地域もある。


国では、地域格差をなくすため、あらゆる施策を実施しているが、上記のように、「導入したとしても医師の確保が」なんて言っている医療機関には、少なくとも今後はガンの治療はご遠慮して頂きたいものです。


もし、ガンと判断する場合にも、再度、精度の良い検査機器のある病院への積極的な紹介を進めてほしいものです。


また、この記事をごらんいただいている患者様には、是非、セカンドオピニオンなどを積極的に受けられ、最適な治療環境を整えてほしいと思う今日この頃です。(とくに、地方で治療を進めている方)



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粒子線(荷電重粒子線)治療

1.はじめに
粒子線(荷電重粒子線(かでんじゅうりゅうしせん))治療とは、陽子や重粒子(重イオン)等の粒子放射線のビームを病巣に照射することによって、主にがんを治す放射線治療法の総称です。利用する粒子の種類によって、陽子線治療、重粒子(重イオン)線治療、パイ中間子治療等に分けられ、世界の各地で臨床応用や研究が行われています。例えば陽子線治療では、水素原子の原子核であり、正の電荷を持つ陽子を加速して高速にしたものを体内に照射します。これらはX線やγ線(ガンマ線)を用いた外照射放射線治療の臨床経験を基礎として開発されているものですが、がんの治療に適した特徴を持つ治療法として期待されています。

2.粒子線治療の歴史
X線やγ線(これらは光子線とも呼びます)による外照射放射線治療は、コバルト照射装置やリニアック等の高エネルギー深部治療装置が普及した現在、がんの放射線治療法の主役を担っています。一方、粒子線治療については、1946年にWilsonというアメリカの物理学者が「高速陽子線の医学への応用」として陽子線のがん治療への応用を提唱し、1954年にアメリカのローレンス・バークレイ研究所で陽子線の治療への応用が開始されました。以来、世界各地で、主に物理研究施設の加速器から得られる陽子、ヘリウム、パイ中間子やネオン等の、重粒子によるがん治療の研究が行われてきました。なお、現在治療に用いられている粒子は、陽子と炭素の2つです。

3.粒子線治療の特徴
粒子線治療は、サイクロトロンやシンクロトロン等の加速器から得られる陽子線や重粒子(重イオン)線を、がんという標的にねらいを絞って照射する治療法です。粒子線のうち電荷を持つもの(荷電重粒子線)の特徴は、一定の深さ以上には進まないということと、ある深さにおいて最も強く作用するということです。これらの特徴から、陽子線や重粒子(重イオン)線では、光子線に比べてがん病巣にその効果を集中させることが容易になります。したがって、がん病巣周囲の組織に強い副作用を引き起こすことなく、十分な線量を照射することができます。

4.治療に適しているとされる腫瘍
陽子線や重粒子(重イオン)線はがんに限局して照射できることから、進行していない限局したがん病巣の治療に適していると考えられています。がんのまわりに放射線に弱い組織がある場合の治療に、特に有効性が発揮できると思われます。今までの実績から、眼球内の悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)、中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい)の近くにできた脊索腫(せきさくしゅ)や軟骨肉腫、一部の頭頸部(とうけいぶ)がん、I期非小細胞肺がん、肝細胞がん、前立腺がん等に対する有効性が明らかになっています。

5.粒子線治療の現況と将来
国立がんセンター東病院では、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。