キャンディーキャンディー
ネゴンボは 空港に近く、トランジット客用の町だったので
あんまり何もないし、ローカル用の店も少ない場所でした。
なので、次はスリランカっぽさを求めて、キャンディーという町に行きます。
キャンディーは↑ココ。
ニゴンボとかキャンディーとかトリンコマリーとか、
スリランカの町の名前はかわいらしいわ。
キャンディーへはバスで向かいます。
バスターミナルから バスに乗るのは久しぶり。
スリランカの長距離移動は基本的にバスになるのだけど、
聞いたところによると、このバス
安い 遅い きたない
という ハナシでした。
特に ボロくて汚い というハナシが多くて、
『すげえ汚いから 服も荷物も、ツメの中も真っ黒になるんだよう』
と聞いていたので、
今日は黒い服を着て乗車に臨んだのだった。
別に汚くない。
荷物入れもあるし、
席は狭いけれど、
汚さという部分では 普通のバスではないか。良かったよう。
んで、安さについては 聞いてたとおり、200円とかなので、格安。これもイイね。
んでんで、遅さなんだけど、これが別格。
今回移動する ニゴンボ~キャンディー間なんて、
直線距離で70キロくらいだし、道路を走ったって100キロとかでしょう?
なんでそれで4時間もかかるんだ?
こっちはさらに バスの出発40分前からバス内で待っているから
5時間近い乗車ですよ。 おしりもむれむれですよ。
そうして到着した キャンディーの町。
どど?スリランカっぽい?
さらにさらに、少しでもスリランカっぽくするために、ローカル店で紅茶を飲むよ。
うーん、 ミルクティー、甘い。
なんというか くちびるの裏側まで甘い。
その調子でカレーも食べてみます。
うーん、 カレー、どうやって食べたらいいか良くわからない。
これは、このクレープっぽいヤツをちぎって カレーに浸して食べれば良いのでしょうか。
しかしこのクレープっぽいやつは 中にタマゴが入っていますので ちぎるとメタメタになってしまいますよ?
まあ、こちとら こういう店が好きで入っているんだし、
こういう恥もかきなれているんで、周りに聞いたり雰囲気で察して食べるけどね。
ぜんぜん大丈夫だったけど、久しぶりにどうしたら良いか困ったね。
そんなキャンディーですが、実は世界遺産らしいです。
300年の間 シンハラ王朝があった場所で、日本でいうと京都にあたる 古都なのだとか。
仏の歯が奉られている仏歯寺の存在も、世界遺産の認定に 一役を買っているのでしょう。
スリランカは仏教国だけど、
キリスト教徒もヒンドゥー教徒もイスラム教徒もいます。
仏教徒70%、キリスト教徒10%、ヒンドゥー教徒10%、イスラム教徒10%だそう。
たとえば 先日宿泊した海沿いの町、ニボンゴは 多くがキリスト教徒らしい。
ポルトガル人が伝道に力を注いだ結果で、町中には教会や十字の墓があった。
ニボンゴに限らず、町中を歩いていると 服装とか額の模様とか帽子とか、
いろんな宗教が混ざっているんだなあと感じる。
キャンディーの町中には 仏歯時もあるし、ヒンドゥー寺院もあるし、モスクもあります。
◆ヒンドゥー寺院
◆ハデだけどモスク
◆なつかしいアラブ文字
下の写真もモスク。
日が沈む頃にはアザーン(イスラム教の 礼拝時間を告げる呼びかけ)が流れます。
・・・なんか 宗教と調和、みたいな うすら良い雰囲気でまとめてしまったけど、
スリランカの人たちが、あまりにも みんないいひとだから、
内戦も終わったし、宗教がいろいろあっても争わないで これからも優しくあってほしいと思っただけ!
うん、だいぶスリランカっぽいね!おしまい!