ありがとうございます、pomです

話は戻って、あの面談から数日後の事です。
学校のイベントがありました。
本当は私と子供達(長子と末っ子)で参加しようと向かっていたけど、長子がメンタル的な諸事情で、途中一人で帰ることになりました

その諸事情の原因が、詳しくは言えないけれど、普段の私ではありえない、自分でも初めてみた種類の醜い気持ちを湧かせて、そんな自分が嫌で…もうメンタル最悪!
(一見ネガティブそうな私ですが、自分が嫌になることは滅多にないのです)
あぁ、私も帰りたい

でも、末っ子が楽しみにしていて、行く気になっている
仕方なく向かいました。

イベントでは様々な催しがあって、ステージの上ではライブなんかが行われています。
通りすがりの子が話しているのが聞こえてきました。
どうやらU先生も出演するらしい…
『ふーん、そうなんだ……観れたら観るけど…』
あんなに気になっていたU先生なのに……もう帰りたいメンタルなので、そんな投げやりな受け止め方

ステージではチビっ子向けのライブをしています。
末っ子が見たいというので、席を確保して観覧。
数分後、ステージ袖にU先生が来ているのが見えました。
どうやら次の出番らしい…
あれ?何だろう?あんなに気になっていたU先生を見かけて嬉しい反面、何だか顔を見たくない感情も湧いてくる。
そして、U先生に見られるのもイヤな気分です

見ないで欲しい……でも既に見つかってしまってるようでした

チビっ子向けのライブが終わると末っ子が何か食べたいと言い始めたので席を離れました。
良かった!とりあえず一旦U先生と顔を合わせなくて済む

ステージの音は、少し離れた所でも聴こえてくる。
食べ物を売ってるブースはめちゃくちゃ混んでいて、並んでいるとU先生の出番が始まりました。
…離れた所で聴くくらいでちょうど良いか…

U先生は楽器を演奏しながら何曲か歌っていました。
学校のイベントだから定番な曲や老若男女向けな曲が多い中、一曲だけ妙にエモーショナルな愛の歌を歌っていた。
片思い的な…近くに居られるだけでも、しあわせ的な歌……ん?
近くに居られてしあわせ??
一瞬にしてあの面談の事を思い出す。
確かに、近くに居られるだけでも、とてもしあわせな時間だった……
そんな私の気持ちをU先生が歌っている?
たまたまかもしれないけど、凄い偶然!
そして、ふっと頭に浮かんだ。
U先生も同じ気持ちかもしれない
……考えすぎか

続く