ありがとうございます、pomです音符

更に続きです


おおよそ何事もなく面談が終了。
長机とパイプ椅子を片付けていました。

長机は軽くて、U先生なら一人で運べるものでした。

けど、何となく手伝おうと思って、片方の端を持っていたら、もう片方の端をU先生が持って、二人で一つの長机を運ぶカタチになりました。

気のせいかな?
U先生ちょっと嬉しそうに見えた爆笑

長机を持ち上げて正面を見ると、U先生と目が合った……その時!

私の胸のあたりの『何か』が、U先生の胸のあたりの『何か』に持っていかれそうになった!

例えるなら水滴と水滴が表面張力で引き合うような……

更に指先から手の平にかけて、微弱な電流が走ったような軽いビリビリ感があり、更に更に長机を通じて『何か』が繋がって、『何か』が見透かされそうになったガーン

何となく急に恥ずかしくなって、あともう少しの所で雑に手を離してしまったキョロキョロ

U先生は私ほどは感じ取っていないように見えた。そんな私を不審には思っていないようで、ただニコニコしながら見ている。

今の感覚は何だったんだろう?
私だけが感じたモノだろうか?

やっぱりU先生は、特別な能力をもっているのかもしれない……

もう前例があるので、1からのビックリでは無いけれど、不意の出来事に自分の手をまじまじと見ながら呆然としてしまいました。

帰り際、玄関でU先生は月の観察の話をしていた。もうすぐ満月らしい。

お礼と挨拶を交わして学校を後にしました。

あれだけニコニコしてハイテンションだったのに、最後に見たU先生は笑ってなかった。おそらく私も…

辺りは薄暗くなっていました。
帰り道に思い返す。

何か不思議なことが起こるかもしれないと、ずっと警戒してたけど、やっぱりU先生の近くは落ち着くし癒やされる…そして思った。


『U先生可愛かったなぁ…』


仮にも子供の先生に…何考えてるんだろう?あはは……

年下男性だからといって、今まで会った誰にも、そんな事を思ったことは無いのに。

でもU先生に対しては……言動の一つ一つが、何故かとても可愛く思えました。

今思えば、愛しい感情と取り違えていたんだと思う……

そして急に実感
『あっ、二人だけしか居なかったんだ』
当たり前だけどアセアセ

あの空間に二人だけで……そんな時はもう二度と無いんだろうなぁ。


そして思った、
『しあわせな時間だったなぁ』と。