当初の目的とはまったくズレちゃったけど、
結果的になんか成功しちゃった話が好き。

人生だろうと商品開発だろうとありがちな話。

例えば、就職活動で全滅したので、
漫画家を目指してみたら、なぜか

作家になれた人とか、球技とか

全然興味無かったけど、やたらと投げる球が
速かったのでプロ野球選手になった人とか
イレギュラー的に成功した人のほうが好き。
 

付箋の代名詞ともいえる
ポストイットなんて、ホントは強力な接着剤を
研究開発してたのに、どうしようもなく貧弱な
接着剤ができちゃったのが完成の切っ掛けだし、



ED治療薬でお馴染のバイアグラだって
本当は心臓病の常備薬として開発がすすんでたのに
「すげー勃起する」っていう効果が偶然判明して
そっちの方に需要と人気が出ちゃったわけだし。

「なんかしらんけど!やったー!」みたいな

話は、コツコツ努力して大成功みたいな話よりも

好みだったりする。

多分、現実だと頑張っても報われないことが

あまりに多くて、それを努力が足りないとか、

方法が間違ってるみたいな形で断じられるのが

解りきってるし、心底嫌気が指すんだろうね。

だからこそ偶然という形で幸運が舞い込む話の

ほうに魅かれるんだと思う。俗にいう

「なろう系」っていう作品が流行ってるのも

この辺が多少なりとも関係してると思うな。


だいたい世の中「計画通り」に行くことのほうが
少ないんだから、予定のズレを割り切って
楽しめる人のほうが得だから。
 

もちろん世の中には、こういう
「研究職」って呼ばれるお仕事も転職情報もある。
そこで試行錯誤を重ねて、ヒット商品を作ったり
世紀の大発見めいた技術を生み出す人は
偉大だし、そこを悪くいうつもりは
まったくない、という事は一応付け加えておく。

実際、この手のお仕事は必須。理系の憧れ。
倍率の高さに関してはどこもすごいからね。