親子喧嘩 | ↓を向いて歩こ。

親子喧嘩

ねぇーぇ

メールは毎日来るんだけどさぁ

お金なくて会えないって言われたの。

こーゆーのって、納得はいかないけど

お金出した方がいいんだよねぇー?


という同じ年の女友達。








それ、騙されてんだよ。


と忠告するワタシに


でも、それが騙されてなかったら?


と、食いついてくる女友達。







好きにしてくれ。


好きなら、金をくれてやれ。

好かれたいなら、金作ってでも

会いに来る男を探せ。

お互い想ってるなら

中間地点で会え。


なぜそれがわからんのか。


どうも。

ピーターパンシンドローム

プシンでございます。


先日、ゲイ友の舞台を観に行ってきましたが

そのメンバーの中には、ゲイ君の母親もおりました。


このお母さん、地方でご自分のスナックをやって

おられるので、時間に融通がきくのか

割と、ちょいちょい二丁目に遊びに来ます。


孝行ゲイ息子の彼も、しょっちゅう


アンタ、その服いいわねー。

うちのお母さんに買ってあげたいから

同じの買っといてよー。


なんて母思いの優しさを見せるおかげで


気が付いたら

ゲイ母(御年60歳)と

お揃いのセーター姿のワタシ。


だったりするわけです。


そして、このゲイ君親子とワタシは

神の小さーい悪戯で

同じ苗字だったりするもんですから


二丁目で親子漫才やってるわーw


と人生ギャグなゲイ達がビール噴出しながら

我々を指差して笑うのでございます。


そんなゲイ母さんと、ワタシは久々のご対面

待ち合わせた駅でゲイ君と母親がお揃いの

UGGを履いているのを見て

ほっこりした気分になりましたわ。


相変わらず

とーっても穏やかで

とーっても優しくて

とーっても

酒好きなゲイ母さん。


舞台が終わってから

宴会開始でございます。


相変わらずのバカトークを

一通り繰り広げ、ハシゴ酒。


酒が進むにつれ、ゲイ母さんの

面白っぷりは増して行き

3件目の頃には


ねぇーアンター

コッチも構ってよー


とかね


チュー


とかね


ホストで豪遊するババァ。


なんて見えなくもないですが

なんだろねー

60にして、可愛いわけですよ。

あーこんな風に可愛らしく甘えられたら

ワタシの独女達も、もっとチャンスが

広がるのになぁー。

と色々ベンキョーさせてもらったりね。


ですが


ココは新宿二丁目

ゲイの街。


このゲイ君の口癖は


ココでは、ただ女は

下の下。


構ってもらえるのが

当たり前だと思うなよ-!


なワケで


そこには、例外なく

自分の母親も入るわけです。


そして、可愛い母さん

イライラしながら見ていた

ゲイ息子。


突然、立ち上がり


冗談じゃないわよーっ

貴様何様じゃーっっ

ココは女の世界じゃ

ないんだよっ


だったら、2倍3倍の

金出してホストにでも

行ってこーーい!


アンター

母ちゃんはねー

ただ、お酒飲んで

楽しんでるだけじゃないのっ!


そーゆーワガママは

ココで通らないんだよーっ!


それを上手くあしらうのが

商売ってもんだろー!


両端で仁王立ちになった

風神と雷神

ワタシ達の頭の上で

怒鳴り合い


ワタシの左頬は

ゲイ母ちゃんのオッパイ

ギュウギュウ圧迫され

コチラを向いて困った顔を

しているゲイママは


さっきから、この子のチ○コが

首にあたって気持ち悪いのよ


どうせなら

端っこ行ってやってくれりゃ

いいのにね。


こーゆー時に限って

店には他の客がいない


いつもなら、誰かが止めに

入って、トバッチリで殴られて

それがウケちゃってケンカが

終わる。

なんてパターンも

今日は期待できません。


しばらく、怒鳴り合いの

唾をかぶりながら

鎌倉並みの狭さでゲイママと

しっぽり飲んでいたら


冷た


唾通り越して

ヨダレに変わったか


と空模様を確認したら











ゲイ母ちゃん

号泣。


なんだか、その姿を見たら

何ともいえない気持ちになり

とうとう…













ワタシも参戦



ちょっとー!

お母さん泣かす事ないでしょーよ!


うっさいわねー!

アンタにはこのババァが

どんなだったか知らないのよ!


だからって、アンタを産んで

育てた母ちゃんでしょーよ!


育てられてないわよ!


この人はねっ


アタシが子供の頃に

自衛隊の制服がかっこいいから

って惚れた男追いかけたまま

何年も帰ってこなかったのよ!



す、すげぇーな母ちゃん…



でも、やっぱアンタが可愛いから

帰ってきてくれたんじゃないのよ!


違うわよっ!


男に捨てられて






新しい弟連れて

帰って来たのよっ



あ…あの弟は

腹違いだったのか…



そ、それでも

帰って来てくれたんだから…




そうよっ!

そのまままた出てって

数年後に







金借りにねっ!






お、お母さん…



当の本人は

さっきの涙も乾いたご様子で

しれーっと酒を飲んでおるぞよ…


そして、ゲイママに向かって


さ、ママの家で飲み直しましょうかね☆



ゲイママもギョッとした顔で





えっワタシ?


と動揺しながらも

ゲイ母さんに腕を組まれたまま

店の外へと消えて行きました…


ポチーンと残った店内で

ゲイ君と二人

静かに飲み直した後


仕方がないので

他の店へ行き


喉切れるまで

地獄のカラオケ大会

に突入したのであります…



今思えば




ワタシが帰れなかったのは






母ちゃんのせいじゃねーかーー(涙)