妖怪の父
気が付きゃ2年,3年会わないのが普通になった我が父。
久々なので
ネタが尽きません。
新宿二丁目、時々、地獄の三丁目の2日間の後
仕方がないので父の病院へ。
突然現れた私にギョッとしたのか
またもや不健康な顔にギョッとしたのか
ベッドの上でビクつきながら、談話室へ促される私。
テーブルの上で、無言で通帳を父の方へ滑らせると
父も無言でワタシの元へ封筒を滑らせる。
何コレ…
中の書類を見てみると、遺産相続の書類。
ワタシの大嫌いな数字の羅列。桁がようわからん…
わからんけども…
差引額が…
よ、よ、よ、よんおくーーーっ!
言ってなかったけど、婆ちゃん死んでさ。
言えよ。
んで、今あれよ、
骨肉の争いってやつ?(笑)
笑ってる場合か!
やり手ばーさんだとは思っていたがまさかここまで持ってたとは…
…って事は…少なからずこの人の孫の私にも少しは…ウヘヘ
書類片手に思わず、にんまりする私に
俺、これ貰えないっぽい。
うぇぇぇぇーーーっっ
ちょっと、どーゆー事よ!
父の長い話しを割愛すると
要するに、婆さんに生前
家とか車とか無職中の生活費とか色々
3億程もらい
ぜ~んぶ
使ったんですって♪
(T∀T)
だから兄弟たちから分配なしって裁判されてるの。
なーんか、婆ちゃんが
あの子には死んだ時に残さないからその代わりに。
って言ってたみたいなんだよねー。
こらぁーーっ!
バカ息子!!
バブル崩壊の後、仕事もせずによくも
ベンツ乗ってやがったな!
娘ながらに泣けてくるわ。
そらぁ親戚も怒るだろーよ。
確かに、兄弟の中で、父だけが婆さんから異様な可愛がられ方だった。
なぜなら
祖父の若き頃に瓜二つだからだ。←私の勝手な予想。
そして、私は婆さんにとって、唯一の女孫。
なので、私たちへの婆さんの金の注ぎっぷりは半端なかったのですよ。
ピアノをやりたいと言った記憶は、私には全くないんですが
音楽系私立幼稚園に入れられ
グランドピアノを買われ
グランドピアノが入る家まで買った婆さんなのだ。
それに大した有り難みも感じず
小学校で私立通いを放棄した私とバブルで浮かれまくった父の
バカ親子を、周りの親戚達は妬ましく思っていたに違いない。
そーゆー昔年の恨みってやつが、遺産相続では爆発するもんなんだろーな。
んじゃ、私にはまったく関係ないではないか!
と思っていたら、弁護士さんに書かされたんだけどさ。と父から
遺言書。
え。肺炎で?
と思いつつ、中身を見ると
父が死んだ後の裁判は娘が引き継ぐ。
うぇーー…
裁判ってそんな長期戦なのかい(泣)
これを承諾したら、あの親戚たちは
んまー!なんてガメツイ娘なのっ!
お婆様の葬式にも来ない上に、父親の死後に金寄こせですって!
なんて言うに違いない。
ま、ごもっともなんですが。
裁判してまで金持ってコーイ!なんて言う資格が
私ら親子にあるんだろーか…
ないね。
ビンボーにも慣れてるしなー…元々ない金だと思えばなー…
勝ったら1億だよ?
あぁぁ…ちょっとはまともな考えも起きようかとした瞬間に…。
財布に1,000円の金もない私に…そんな甘い声…
本来のイヤしい性根がムクムクと脳裏に広がる中…
ま、負けると思うけど。アハハ~☆
だから笑い事じゃないんだよね(悲)
だって、負けたら今後の生活どーすんのよ。
あ、俺はうちのマンションの分配があるし
年金もあるから心配しなくて大丈夫だよ。
まぁ、アレだなぁ。
お前は、このまま独身でいっちゃったら
金ない両親だし、生活大変だなぁ(笑)
他人事かよ。
普通さ、娘の将来ってもうちっと案ずるもんじゃない?
だから、裁判引き延ばしてるんじゃん。
本人やる気ゼロなのかい…
ビンボーな自分は百も承知の助だが、まさか未来の自分までビンボーだと
親に宣言されるとは。
ま、金がなくても楽しいよね~
最後は2人でお茶を濁して、半ばヤケクソで茶葉ごと飲みこんで帰ってきたワケですが
帰り道
10年後の私は(まだ父生きてるかもしれませんが)
相変わらずのビンボーライフを満喫しているのか
はたまた、このままいって借金が膨らみ
父親の親戚に鬼の形相で掴みかかっているのか…
ここで一首
バカ親父
持つと持てない
富と財
ビンボー暮らしは
誰のせい?
お前だー!バカ親父ー!(泣)