思い出話 ~タイムカプセル~ |  二人共和国

思い出話 ~タイムカプセル~

小学校の頃に幼馴染のMちゃんとタイムカプセルを作った。


「高学年になったら開けよう!」と二人で誓って、色々な物を詰め込んだ。


我慢出来なくなって半年くらいで開封した。







中学生になった頃にMちゃんと再度チャレンジ。


「卒業する時に開けよう!」と二人で誓って、またもや色々な物を詰め込んだ。


すぐに埋めた場所に家が建ってしまって開封断念。






19歳の頃にMちゃんと再々チャレンジ。


「25歳になったら開けよう!」と二人誓って、今度は絶対に大丈夫な場所を探した。


数年前に舗装された道の脇の桜並木の下に埋めた。


私達が知っている限りその桜は16年間変わらぬ場所にあったから安心してそこに埋めた。


お互い20歳になってからタイムカプセルを埋めた場所から離れた場所に住んでいた。


それでも時々通る桜並木を見ては、何も変わっていないその場所に安心をしてお互い報告していた。


24歳になって「あと1年だね、初めて成功するね♪これ成功したらもっと期間延ばそうね」


お互い嬉々として話していた。





が!!!!!!!





あと半年ってところでMちゃんから連絡が来た。


「桜がぁぁぁ、桜が移動しているー!!!

埋めた場所に歩道が出来ているよー!!」



すぐに私も行ってみた。


桜並木は見事に移動しており、埋めた場所は見事にアスファルトになっていた。






どうしてこうも失敗ばかりなのだろう。


自分で開封したいタイムカプセルは知らないおっさんにばかり見られているはずだ。