オーダーメイドの服をつくる作業のなかで、
千差万別である人間の体型にサイズを合わせてつくることはもちろんのこと、
お客様のイメージを洋服に反映し着心地良く着ていただくのがフィッターの仕事です。
それぞれに美しく着こなすための合わせるべきポイントがあります。
このポイントを正しく合わせてこそ、着る人の体型をカバーするという
オーダーメイドの良さが生かされ、全体として美しいラインを描くことができます。
体型をカバーしながら美しいラインを崩すことなく、
着る人のイメージやバランスを考慮してオーダーメイドの服をつくるメジャーリング。
それを習得して初めてフィッターとなりえるのです。
そのためには多角的に捉える鋭い洞察力と幅広い知識、高度な技術と永年の経験を生かし
これに集中しなければ、なし得られません。

お客さまの”買う立場”、売る立場にある販売側”がそれぞれあります。
お客さまがどういうものを店頭で期待されているのか、
また、素材、縫製、トレンドなどの知識も幅広く知っておかなければなりません。
その上で適切なアドバイスを行えることもフィッターの重要な役割です。
逆に自分に合うスーツを一緒に考えて欲しいというお客様には、じっくり話し合い
フィッターから提案させていただきます。