昨日の続き…
*昨日の記事*
数日後、
父親から電話がありました。
やたらテンションが高く
何を言ってるのか
よく分かりません。
しばらくして「出来た!」
と分かりました。
これは父親の業界で、
契約がまとまった時の言葉です。
「え~っ!ホンマに?」
飛び上がるほどビックリです。
その日は、戦略・仕組化の
最終段階を詰める話をする約束でした。
せっかちな父親のフライング(笑)
早く動きたくて
ウズウズしてた父親は
すぐ動き出し、
あろうことか
スグに「良い木」と巡り合い
売主と下交渉。
そのままチームを作るべく
関係者に当たり、
全体をまとめてしまったのです。
電話を切った後
私は目頭が熱くなりました。
「あの尊敬する」父親が戻ってきた!
以前、
何度か父親について行き
「営業」の現場を見たことがあります。
お客さんは、
ほぼ、田舎の高齢者。
「木」の持ち主です。
で、いきなり見知らぬ家に
入って行くのですが、
当然、相手は警戒します。
うさん臭そうな対応で。
しかし10分もすると
肩を叩きながら
談笑が始まったりします。
そのまま上がり込んで
食事をご馳走になったりすることも。
相手の懐に入るのが
とても上手いのです。
それはもう職人芸レベル。
我が親ながら、見惚れます。
私も営業をやってましたので
その凄さが良く分かります。
警戒心の塊のような
木の持ち主と
あっという間に打ち解ける。
初めは、頑として売らない!
と言っていた持ち主が、いつの間にか、
買ってくれという気持ちに変わったり
うちのは売れないけど
隣の家を紹介してあげると、
話が拡がったり。
これこそが、
父親の強みでした。
他の人にはマネが
出来ません。
父親が、
材木の仕事から離れていた間、
急速に業界の事情が変わっていました。
材木の相場が下がり過ぎて、
損をしたくないライバルの業者が
買いにいけなくなったのです。
市場に、木が集まらなくなって
皆が困っている状態が続いていたのです。
そこで、戦略を立てました。
父親は、
「お客さんとの交渉」と
「全体のまとめ役」に特化する。
そして、
「資金を出す人」
「木を切り出す人」
「市場で値付けする人」
に声を掛けて
チームを組むことに。
つまり、
まず、
父親が木を探して売主と下交渉し
売っても良いとの意思を確認する。
↓
「市場の値付け人」と「切る作業をする人」を
現地に連れて行き、生えている「現物」の木を
見せて、掛かる経費と売値を算出する。
↓
木の「買主」に、市場担当者が声をかけ、
買い付け資金を用意してもらう。
↓
父親は、その資金を預かって
売主と本交渉し木を買い付ける。
↓
「切る作業をする人」が
切り出し市場へ搬入する。
↓
市場で、買主に木が売り渡される。
この仕組みを作り上げました。
全体の流れを「まとめる」のも
父親の仕事です。
父親が、
全ての起点となり中心となって
「プロジェクト」が進むのです。
以前、お話したコラボの
考え方そのもの。
こうすることで、
「資金負担」もなく
「作業のリスク」もなく
好きな、そして得意な
「交渉」と「まとめ役」のみで、
どんなに大きな規模の話でも
どんなに話が重なっても
「代表」として話が進められます。
これが父親の
「自分の舞台」なのです。
先日会った時も、
「10万本の木を任された。
全体で、優に億単位の仕事になる」
と、楽しくて仕方のない様子。
今や、自ら探しに行くよりも
紹介の方が多いそうです。
最近、その父親の口癖は
「潜在意識が働いてくれる」です。
(参照:パートナーの記事)
*潜在意識の達人*
初めは、あれほど
「役に立つか、こんなもん!」と
言ってたくせに(笑)
父親は、
私の男としての目標であり
「誇り」です。
「ああなりたい」と、
本気で思える存在で居てくれる
ことに幸せを感じます。
明日は、
潜在意識がコーチングにもたらす
影響について書いてみます。