ホリエモンが世間に認知されてから久しい。
前職でIT企業を多数相手にしていた自分にとって、堀江さんの存在は
オン・ザ・エッジ社長のころ、つまり現Appleの前刀さんからLivodoorを
引き継ぐ前からITベンチャーの雄として、サイバーエージェント藤田さん
楽天の三木谷さん、ネットエイジの西川さん、ネットイヤーの小池さん、
ネオテニー伊藤さんらと比較される姿を目にしてきた。
それが、いまや認知度だけは、抜群に抜きん出たように思える。
フジテレビの一件がようやく収束し、なんとなく腑に落ちない結末と、彼の
ヒールっぷりに少しがっかりしながらも、彼のやってのけたことについて
考えた。
彼がもたらした最大の功績は、企業経営を一般に知らしめたことだと思う。
敵対的買収という言葉を広く認知させ、CBが何であるかを理解させ、
小さな企業が大きな企業を買収できる、しかも買収先を担保にする(LBO)
って言う手法までを世間広めた。
あの大前研一も確か、同様のことを述べていた。
2006年に控える会社法改正を前に、いいきっかけをもらった気がする。
