花屋でのアルバイトを本日でもって終了とさせていただいた。
一時的なお小遣い稼ぎと軽い気持ちで始めたこのアルバイトも
気が付けば9ヶ月間も続けたことになる。
「花屋が実現するCRM」でも述べたのだが、ここで貴重な経験を
数多くさせていただき勉強になったことも考えると、得られたのは
実際にいただいた給与以上かもしれない。
開始当初は、正直なところ「アルバイト」として「お小遣い稼ぎ」の
ように割り切って考えていた。
CRMがリアルに実現されるその一方で、ERPやSCM、需要予測
などの理屈や理想論ではどうにも出来ない不効率さもあった。
・花の注文は電話で入る。
→電話を受け取ったアルバイトの女の子が伝票を起こす。
→伝票は僕へと渡されて、僕は指定の花をピックアップ。
→軽トラックに乗り込み、配達へ。
これをバイオーダーで行うのだ。配達員は僕のみなので、時には
店を出たすぐ後になって、同じ方面への注文が入ることがある。
それは僕が戻るまで、放置されれるのである。
幸いにも配達の範囲は半径、軽自動車で5分程度でいけるくらい。
そんなに大きなロスではないが、一度何かのシステム導入をしたら
受発注履歴はデータとして蓄積され、それを基にした需要予測や
ガソリン代や電話代、人件費の削減などに繋がるのでは、と思った
ことがあった。
ただ、配達先は年配者が多いため、導入コストに加えトレーニングの
コストなど懸念される課題が山積みだったため、考えることすら放棄
してしまった。しかし、これまでは子のやり方できちんと、ビジネスは
回り、誰からも不満や文句はでていなかったのだ。
ニーズがなければ、新たなビジネスは存在しえないだろう。いつしか
こんなことすら考えるのは放棄していた。そこには既にビジネスが
存在し、成立していたのだから。
日本には、いくつの零細企業が存在するのだろう。ローカルだけで
ビジネスを営み、マスを対象にしてはその存在を知る機会、時には
野望すら持たないビジネスがいくつ存在しているのだろう。
花屋には、あいにく今の段階で何か新たなビジネスは存在し得ない。
しかし、これまで誰かが起こさなければ、どんなビジネスだって
成り立ち得なかった。そこには顕在化しておらずとも、確実にニーズが
あったはずだ。
新たなビジネスチャンスは、今どこでどうくすぶっているんだろう・・・。