↑「中学受験に効く読書感想文の書き方」もしくは「私立中学校の夏の宿題に効く読書感想文の書き方」のつづきでございます。
私は、東京の東の方の教室にも西の方の教室にも長く居ましたが、子どもに聞いてみると、東の小学校の方が、夏休みは感想文の宿題がマストというところが多かったですね。
西の方では、本を読み、ワークシートを埋める、くらいまでが宿題で、感想文は学校が始まってから書く、というところが多かったです。
丁寧な先生だと、ワークシートの書き方から、授業が始まってから指導される先生も…
読書感想文の書き方を教えもしないで、いきなり宿題にして書かせるなんて辛いばかりで、読む力も書く力も伸ばすのに不十分な指導じゃないか!という世間の批判を踏まえてのことだと思います。
中学校はどうかというと、私立中学(もしくは公立や国立の中高一貫校)に行った卒業生に聞いてみると、読書感想文の宿題を出す学校は多いなあ、という印象。
中学生は、書きたいことはあるのだが、指定枚数が多いことに困っているようです。
4枚以上の指定が結構多いようです。
そこで、小学生には中学受験に必要な書く力を身につけられるような、中学生には枚数をいくらでも書けるような、ちょっとしたコツをここに書いていきたいと思います^ - ^
1.まず、あらすじをきちんと書くことです。
え!「あらすじばかりでなく、自分の感じたことを書くように」と指導されることが多いのに!
と思われる方が多いでしょう。
それは、「あらすじばかり」の「ばかり」がポイントです。
例えば、原稿用紙2枚分、800文字書く時に、700文字ずっとあらすじを書いて、残りの100文字で「楽しかった」とか「面白かった」とかを延々と書いても、どんな風に楽しいか、どこが面白かったか伝わらないよ、という意味です。
どんな風に楽しいか、どこが面白かったか伝わる文章を書くには、あらすじはマストです。
では、どんな風にあらすじを書くべきか?
それは、あらすじと感想を、ミルクレープのように、層にしていくのです。
あらすじ①感想①→あらすじ②感想②→あらすじ③感想③→……
と、続けていくと、どこが面白かったか、どんな風に楽しかったか、伝わりやすい文章になります。
この①②③…は、物語でよくある「起承転結」に合わせて、4つに分ければ楽だと思うのですが、「承」や「転」が、物語の面白い部分ですから、ここをもっと分ければ、書くことはいくらでも膨らみます。
①②③…を小分けにすれば、原稿用紙4枚では足りませんね!
中学受験の国語では、よく、「心情」を問われます。
しかし、「さびしかった」と書いただけでは、10文字以下で終わってしまいます。
ここを4年生くらいだと苦労して、「悲しくてさびしかった」と、重ねて書いたり、「ひとりぼっちでさびしかった」と、「さびしさ」を具体化したりして、なんとか字数を増やそうとします。
しかし、受験で必要なのは、そういう感性の部分ではなく、論理性なので、どういった因果関係でさびしかったか書いた方が点数になりやすいです。
なぜさびしかったのか、という部分を書かないとならないので、ここに何が起こったのか、出来事が必要となります。
読書感想文で「あらすじ」を書くことは、この中学受験の記述問題で書けた方がいい「出来事」を書く練習になるのです。
「1」を書いただけで、だいぶ長くなってしまいました。
「2」は、次回に続きます。
(夏休みが終わってしまう…!)
