夕暮れの
大型スーパーの駐車場は、車の往来が多い。
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2歳ちょっとくらいのコッコちゃんが、車がたくさん通り抜ける駐車場を
ひとり、トコトコトコと歩いていた。
・・・あぶない!ひかれちゃう!
え?親御さんはどこ??
こんなところをコッコちゃんひとり??
一人で歩かせちゃだめ!絶対にだめ!
お願いコッコちゃん!止まって!
車が
寸でのところで停まってくれた。
少し遠くで
トランクに荷物を積みながらソレを見ていたわたしの息は
止まりそうだった。
すると
若いお母さんが携帯片手にやってきて、
「だから『あぶない』って言ったでしょー!!!」
そう大声を出して
コッコちゃんをひとつ軽く小突いた。
それから
停まってくれた車をギーッと睨んで
スーパーへと入って行った。
お母さんの手には、コッコちゃんの小さな手ではなく
携帯が握られたままだった。
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・・・そっかあ。
うん。そっかあ。
あのね。
あなたのコッコちゃんは、きっとイイコ。
かわいいコ。とても愛らしい。
だけれどね、
まだ幼いよね。
「あぶない!!!」って言われてもそれが
何があぶないのか、
何であぶないのか、
小さいから正確にはまだ判断できないよね。
もしかしたらね。
「あぶない」の意味もまだ、しっかりとは理解できていないかも知れない。
「あぶない!!!」から
「とまればいい」のか。
「かがめばいい」のか。
何かをよければいいのか。
わからないよね。
・・・大人にだって難しいもの。
咄嗟の恐怖に小さな体は動かないよね。たぶん。
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もしも。
もしもね。
アナタの頭に
いきなりボールが速球で飛んできたとするね。
側で見ているのは、わたししかいないとする。
そしたら
「あぶない!」ってコトバだけでは足りないから、
わたしは「右に逃げて!」とか「頭下げて!」とか具体的に叫ぶ。
そしてアナタのトコロまで走っていって、怪我はないか確認をする。
怪我があれば、しかるべき対応をする。
これらお互いに
ある程度「大人」だからできることだよね。
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だめよ。
まだ、オムツしたコッコを
駐車場でトコトコひとり歩きをさせちゃあダメ。
車の運転手さんは
すべてが完璧な訳じゃないの。
急いでいる人もいるかも知れない。
カラダの具合の悪い人だって。
人間には目が二つしかないから「死角」ってある。
幼子はちいさいし
夕方になれば余計に見えないよね。
ここはスーパーの駐車場。
運転手さんだけの不注意だけではないよね???
そして。
とまってくれたなら
にらむよりも、「ありがとうございます」ってお礼を言えるココロでいよう。
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だめだよ。
せっかく授かったんでしょう???
毎日大変な思いをして、一生懸命育てているんでしょう???
そこかでコッコの将来を楽しみに思うのでしょう???
人や車の往来している場所で
その小さな手を離してはだめ。
自分の携帯を見ていては、絶対にだめ。
人や災害から、我が子を絶対に守りたいよね。
ひどいめになんてあわせたくないよね。
それならば
まずは「自分」から、コッコちゃんを守ってあげてください。
お願い。
決してその手をはなさないで。
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夕焼けがなんとも切なく見えた日デシタ。
たいせつなものは
当たり前に側にいてくれるわけではないです。
強く強く想っても
叶わないことって、あるの。
愛してね。
ずっと・ね。
ね。約束。
しあわせで
ありますように・・・。
