兄弟がいた。 | ☆ニヤリ主婦の日常☆ ~ワンコとダーリンと私のしつけ方~
兄弟がいた。
仲の良い兄弟だったけれど、互いが互いを
ほんの少しだけ目障りに思っていた。
親がいた。
親はある日、アッサリと
兄弟の仲を切り裂いてしまった。
兄は泣いた。
弟も泣いた。
だけれど
互いの泣き声はもう
兄弟のココロには届かない。
この家に、
踏み込みすぎたと知っている。
誰をも恨めないことも知っている。
一人なんだ。
忘れよう。
なんとかしてもう、忘れよう。
兄弟は願う。

いつの日にか笑い合えることを。
兄弟は、

「いつかきっと」。
信じて生きてゆくことにした。
兄弟がいた。
一生。大事な兄弟だと
いまもどこかで
想っている。
おわり。

