兄弟がいた。



仲の良い兄弟だったけれど、互いが互いを
ほんの少しだけ目障りに思っていた。










親がいた。



親はある日、アッサリと
兄弟の仲を切り裂いてしまった。










兄は泣いた。
弟も泣いた。






だけれど
互いの泣き声はもう
兄弟のココロには届かない。






この家に、
踏み込みすぎたと知っている。


誰をも恨めないことも知っている。










一人なんだ。
忘れよう。

なんとかしてもう、忘れよう。










兄弟は願う。
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いつの日にか笑い合えることを。









兄弟は、
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「いつかきっと」。

信じて生きてゆくことにした。










兄弟がいた。

一生。大事な兄弟だと
いまもどこかで
想っている。








おわり。