車で二時間半かけてついた病院の一室で。


小さな母が

カラダをなおさら小さくして

わたしを待っていた。
ニヤリ主婦の日常☆ワンコとダーリンと私のしつけ方☆

言いたいことは山ほどあったが

「先に言ってくれればよかったのに」。

とは言わなかった。




わたしのパニック障害の状態を慮って

黙っていたのだと

わかっていたから。


正直。

自分が情けない想いもあったが、

それを考えると

親のこの想いが台無しになるから
おもうことをやめた。




それでも

「いわないことは。優しさではないよ。

こうやってくるコトだってできるし。

先手先手で対応のしようがあるんだよ。

だから今後は言ってくださいな」。


そう伝えた。





母は小さくなったまま。

小声で

わたしに謝った。


ただ。辛そうだった。







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検査入院。

母は切っていた。


あるトコロに「腫瘍」が出来ていて

ソレを切ったのだそうだ。





母のカラダの一部だった

切り取られた腫瘍は

いま。

細胞診へ出されている。


悪いものかどうかは五分五分だそうだ。




それは。現代人の2人に1人がなる病気であるので

母にだって

わたしにだって

可能性は大いにあるだろう。



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細胞診の結果が出るまでは

時間がかかる。

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まぁ

結果がでるまでは何もやりようがない。

考えてもしかたない。


とにかくわたしの

ハラは決まった。


こう切り替われば

どうあってもだいじょうぶ。





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物事が動くということは、

非常にありがたいことだと思う。


「滞留」しているより「流れる」ほうがずっとすばらしい。



それは

良くも悪くも関係はなく。

ラッキーなことだ。


つまりは

良いことも悪いことも、感謝することには変わりない訳で。

「おなじこと」だから。







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そこの病院の病室が寒かったし

風邪はひけない状態だから。


翌日もまた。

休みの取れた夫と、にゃんと。

また車で実家へ向かった。




途中。

服やら。

フリース。ガウン。

モコモコ靴下や

ブランケット。

たぁくさん買って。



あとは。パウチモノの食料や。

手作りの

保存のきく食料。



なんだか

自分でも笑えてしまうくらい

山ほど持っていった。





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お世話になっているおばさんには

お礼の品物を持って

夫婦で挨拶をしてきた。


この時ばかりは

申し訳ない気持ちでいっぱいで

涙が出そうになった。






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いつもなら

玄関までしつこく送りにくる母が

来られない。



うん。

うん。

うん。わかった。


「また来るね!!!」といって

自宅に戻った。



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気がつくと。

パニック障害になってから

車も苦手だったのに。


2日続けて

往復5時間ずつ、しっかり車に乗れていた。



あははは。

おかあさん!ナイス不可抗力!!!

ありがとう!おかあさん!


わたし。

きっと車はもうだいじょうぶだよ。

本当にありがとう。







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母はもう

退院してくる。


あとは。

細胞診の結果如何だ。



それによって「対応」してゆくだけだ。



それまでは

友人や夫に送ってもらって

なるべく実家へ行くことにする。
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どうあっても

だいじょうぶ。


きっと

未来はすばらしい。



笑われるかも知れないが

わたしは。
本気でいま、そう思っている。