「おかあさぁぁん!座右の銘ってなぁにぃ?一日一善とか弱肉強食のことぉ?」


ダーリンが聞いた。

(;´д`)ひぃぃぃ。

あなたはぁ、

一体今までぇ、

何を学習してきたんだぁぁあ!!!

・・・・・残念だ。

・・・・・実に、

・・・・・絶好調に、

残念だ、ダーリン。



一年前、
彼は病室にいた。


彼の病気が
難病」だと聞いた時

私には空の色が何色なのか
わからなくなった。


すぐに入院が決まり、

手術室に入る直前に彼は、
親友に
「妻のことをお願いします。」
といった。

親友は共通の友人で既婚者。男性だ。

こんな時にもやっぱり、

彼は残念で、
私は
「いってらっしゃぁい!!!」

笑って見送った。


手術は予定の三時間をとっくに越えて

舅はじっとテレビを見つめ、
姑は今にも泣き出しそうで、
私は激しい発作に耐えながら、

それぞれに打ち寄せる不安の波を必死に打ち消していた。


切り取られた腫瘍をみたら、予想を上回る大きさだった。

実に四時間半経って

ようやく
彼は病室に戻れた。


それからの入院生活は、

高熱が続いたり、
輸血を沢山したり、
あまりの辛さに、

彼は
少しだけ、

弱音を言った。

「鼻のチューブが痛いんだよぉぉぉ!」


「手術前に、他人の旦那さんに自分の奥さんを託す夫なんて

世の中であなただけだぁぁぁ!!ばかたれ!!」


私たちはよく笑ってふざけて、

段々と彼は回復していった。

入院中、私は
なるべく毎日顔を出すようにしたけれど、
どうしても体調が悪くって、
行けない日があった。


言えなかったけれど、

あの時の私には

泣くゆとりなどなく、洗濯物を抱えながら帰宅すると、

片付けながら、

ただひたすらに疲れていた。

それを察してか、
彼は私を責めたりはしなかった。


それでも、

次の日に顔を出すと、彼は犬のような目をして、シッポをパタパタと振り、

ワガママをちょっぴり言った。


退院の日は意外とはやかった。


それから毎日

「どうか再発しませんように」
私は何かに祈った。


内蔵を一つなくした彼は、
時には不調になりつつも、

それでも、
今は毎日元気に仕事をしてくれている。


いつも悪態をついたり、ケンカをしたりしながら、
それでも感謝している。


「生きていてくれてありがとう」。


今日は彼の診察日。

「異常なかったよーん」。

のんきな声の電話が入った。

ああ。

やっと一年が過ぎた。

今のところ特に異常や再発はなく、

私は胸をなでおろした。


私には
特別何かの信仰はないけれど、

天の神様。

地の神様。


私が初めて得た家族を、
ダーリンを、

守ってくださって
本当に本当にありがとうございます。



定期検査は今後もまだまだ続きます。

これからも私たち家族を

どうぞ見守っていてください。




「おかぁさーん、ゆたぽん、ダメになっちゃったぁぁ。」

「何分チンしたのー?」

「んー、3分だと思ったんだけど・・・・・」


・・・んうがぁぁ( ̄□ ̄;)!!


あーあー(ノ◇≦。)


ダーリン、電子レンジね、その設定じゃぁ、


「3分」

じゃなくって

「30分」

チンされるんだぁぁぁぁあ!!!


・・・・・残念だ。

・・・・・実に、

・・・・・絶好調に、


残念だ、ダーリン。

ニヤリ主婦の日常☆ワンコとダーリンのしつけ方☆