くもを見ながら思い出したこと

くもを見ながら思い出したこと

23歳女子
新卒採用2年目
適応障害の診断を受けました

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診断は適応障害


なぜ私が病院にかかることになったのか、経緯は後々書くとして。

朝起きてから病院に行くまでの記憶は無い。

私の手元にある記憶は、病院の待合室でソワソワが止まらなくなって、体を揺らしたり足や手を無作為に動かしていたところから始まる。

母が隣でゆっくりゆっくり背中をさすってくれている。
私は、子どもみたいだな、とぼんやりと思いながら、それでも自分の体を動かすことをやめられない。



気がついたら目の前に先生がいた。
私は、子供みたいに部屋の中をキョロキョロ見回した。


3日前、クリアな私が、自分のこと(プロフィール、症状、経過)をメモに残してくれていたから、先生はそれを読んでくれた。

「今は頭うごく?」
とやさしく聞かれた。

「多少は」
と笑いながら答えた。

そわそわが止まらなくて、頭が動かなくてその後の質問には答えられなかった。
お母さんが私の後ろで涙を零しながら答えてくれた。


しばらくすると、体の震えが止まらなくなった。涙と鼻水も止まらない。
頭の中では、なんでなんだろうな、と冷静に考えている。

不思議だった。

この体は誰なのか

この思考は誰なのか

これは誰の話なのか、人生なのか

それが、わからない。

先週まで仕事に行っていたのにな。


私のメモや時々出る言葉。母からの話を聞いて
先生の口から伝えられたのは

適応障害

だった


頑張ったんだね、まず3ヶ月は休もうね
辞めるという選択肢もいれるんだよ
なにもしなくていい
ご飯食べて寝てるだけでいい
それで200点満点あげる


先生とお母さんは私に何度もそう言った。


ずっと、白昼夢を見ているようだ。
いまも。


病院を出てからすぐ

車の中で私は気絶するように横になった。


耳は聞こえている。

目も空いている。


受診させてくれた母にありがとうが言いたかった。

どこか、ご飯を食べに行こうと言いたかった。


それでも2時間、私は体が動かせなかった。一声も出なかった。

眠っていた訳では無いのだけれど。



処方された薬は抗不安薬と睡眠導入剤

次の受診は1週間後