自宅不倫の矢口真理さんが「二兎を追うものは一兎を得ず!」と主張する動画、非難轟々の喧々諤々で、結果放送中止だそうです。ネット上では、よくやった!面白かった!という賛成意見、こんなCMとんでもないぞ!という反対意見、放送中止にした事に対する反対意見、などなど賛否両論あるようです。
 放送中止になって制作費が無駄なったのかな、それとも話題になったからCMとしては成功なのかなとか思いました。



 世の中の「不倫」というモノに対する感覚が、昔と変わってきてるんだと思います。昔は「不倫」と言えば、薄暗い場所で人に隠れてコソコソやるもので、表立った明るい場所で話題にするネタではなかったはずです。
 例えば妾の子供を「隠し子」と言いますが、たとえ全員が知ってるとしても知らないフリをする、それが大人の常識と言うものだったのではないでしょうか。

 極端な話になりますが、脱法ハーブで人を何人も轢き殺した人が罪を償って社会復帰して、CMに出て「薬物ダメだよ!」とか「安全運転でいこう!」とか、爽やかな笑顔で言ったとしたら、誰も笑って許さないと思うのですが、どうなんでしょう。

 殺人は法律違反だが不倫は法律違反ではないという違いはあるものの、不倫は家族や相手家族への明確な裏切り行為で、人を傷つけたという意味では、殺人や傷害と同じようなものだと思うのですが。
 人を殺すのはNGだけど人を傷つけるだけならOKとか?法律違反はNGだけど法律に違反しなければ人を傷つけてもOKとか?そんな寛大な多様性も必要な世の中なのかな?

 もう不倫を法律で禁止してもいいんじゃないでしょうか。13歳未満の子供とセックスすると強制わいせつ罪で逮捕されます。18歳未満の子供とセックスすると市町村の条例で逮捕されます。
 なので結婚している人が配偶者以外とセックスしたら逮捕されることになっても別におかしなことではないと思うのですが、どうでしょう。結婚は戸籍にも関連している重大な契約ですから、もっと尊重されて然るべきだと思うのですが。
 犯罪になるから不倫しないと思い留まるならよし、犯罪になるけど不倫はやめられまへんなーとなっても仕方ないです。バレたら逮捕というリスクの中でやる方がよりドキドキするかもしれません。
 そうなったら、不倫という犯罪を犯して逮捕された芸能人が不倫を面白可笑しくネタにしたCMに出演するなんて出来なくなって、賛否両論で炎上することもなくなるでしょう。