舞台制作の甲斐智陽がfacebookに「濱田朝美さんへ」という文章を書きました。

>濱田朝美さんへ
>ブログ読んで 何故あのようなことを書いたのか理解出来ません 現在あなたには 赤沼弁護士という代理人がいて光文社と舞台化の報告に行ったさいに 承諾を得て進めて来ましたもう私はなん十本の舞台を公演をして来ました原作本がある場合 作者の承認をとるのは当たり前ですから報告に行ったのですそして原作ではなく原案であることも伝えました 再現ドラマではないことも説明しました土屋側にも伝えてあります
> 土屋が稽古に 来なくなった時には 代理人から土屋の事務所に電話も入れて 貰らって舞台を頑張って欲しいとのむねを土屋側に言って貰いました代理人が立つということは
>全て代理人を通して行うのが通常で その代理人の承認は濱田朝美の承認なのです
>ブログには一切代理人の存在に触れてないので読んだ人は誤解を招くでしょう
>そして私の書いた
>脚本はあなたそのものだと信じてます
>エピソードは
>フィクションですが
>困難を乗り越え生きてきた
>あなたが描かれています

 新しい登場人物、代理人の赤沼弁護士。

 まず、その赤沼弁護士という人は、本当に濱田自身が認めた濱田の代理人なのか?ということが問題です。

 甲斐智陽は「濱田朝美のブログには代理人が出てこないので読んだ人は誤解する。」と書いています。これは、代理人の存在を知っていてわざと書かなかった、つまり「隠した」と非難しています。
 が、もし濱田朝美が代理人の存在を知らなかったのなら、書かなかったのは当たり前です。隠していたわけではありません。
 例えば、光文社が濱田朝美の本を高く売って金を稼ぐために、何でも都合よく承認する都合が良い弁護士を用意したのではないかな?と。これは憶測です。

 そうだとしたら、光文社はろくな会社ではないし、そんな仕事を引き受ける弁護士も、ろくな人間ではないと思います。
 また、甲斐智陽も、そういう代理人だと薄々分かっている上で交渉して承諾を得たのであれば、業界全部が同じ穴のムジナということで辻褄が合います。

 もし正当な代理人として赤沼弁護士が介在していたのなら、口約束や口頭で承認することはないと思います。何らかの契約書なり承諾書が存在するはずで、そういう文書を作成するのが代理人の仕事です。
 そういう契約書なり承諾書が存在しないとしたら、まともな代理人ではないので、甲斐智陽の「代理人に了承を得た。」という主張は説得力がありません。

 逆に契約書が存在するのなら、濱田朝美は何も文句が言えません。存在したとしても、その契約書は正当なものなのか?濱田朝美を騙してサインさせたんじゃないのか?と。これも憶測です。

 濱田朝美は「なかなか台本を見てもらえなかった。」と言っています。甲斐智陽は代理人には台本を見せたが、代理人が濱田朝美本人に台本を見せなかったのかもしれません。
 代理人が濱田本人に見せる前に勝手に承諾したということでしょうか。代理人が承諾した後に台本を見た濱田が「これでは承認できない。」と言い出した、ということかな。

 そうなると濱田朝美と代理人の契約内容も争点になります。代理人が、台本の内容を見て判断する権限まで与えていたとしたら、濱田朝美は何も文句が言えません。

 さて、何がどうなるのやら。