麻生太郎さん他168名の国会議員が靖国神社を参拝した件で、中国や南北朝鮮は強く批難していますが、今までの国会議員は靖国神社に参拝しなかったのでしょうか?

 実は、国会議員どころか、総理大臣も過去に何回も参拝しています。以下はWikipediaからの抜粋したデータ(2006年8月現在)です。日付は最初に参拝した日付で、括弧内は参拝した回数です。

1945(昭和20)年 東久邇稔彦
1945(昭和20)年 幣原喜重郎(2回)
1951(昭和26)年 吉田茂(5回)
1957(昭和32)年 岸信介(2回)
1960(昭和35)年 池田勇人(5回)
1965(昭和40)年 佐藤栄作(11回)
1972(昭和47)年 田中角栄(5回)
1975(昭和50)年 三木武夫(3回)
1977(昭和52)年 福田赳夫(4回)
1979(昭和54)年 大平正芳(3回)
1980(昭和55)年 鈴木善幸(9回)
1983(昭和58)年 中曽根康弘(10回)
1996(平成 8)年 橋本龍太郎(1回)
2001(平成13)年 小泉純一郎(6回)

 靖国参拝問題について調べてみたところ、こんな話が出てきました。なんでも「歴代総理の靖国参拝について、中国は1985(昭和60)年まで問題視していなかった。」そうです。

 1985(昭和60)年に何があったのか。

 朝日新聞の加藤千洋という記者が 1985(昭和60)年8月7日に「中国、日本的愛国心を問題視」という記事を書きました。それまで誰も問題視していなかった靖国参拝を、朝日新聞が「中国が問題視している。」と記事に書いて批難したのです。これが靖国参拝問題の発端だと言われています。
 記事が出た一週間後の8月15日、中曽根首相が靖国神社を参拝しました。
 その10日後の8月26日、社会党の田辺誠書記長が率いる訪中団が、中国で靖国公式参拝の反対キャンペーンをしました。
 その翌日、つまり昭和60年8月27日、中国の桃依林(ヨウイリン)副首相が、中曽根首相の靖国参拝を公式に批判しました。これが中国の初めての靖国批判です。
 上に書いた通り、それ以前も歴代首相が戦後58回も参拝を繰り返しており、A級戦犯が合祀された1978(昭和53)年以降も20回参拝していますが、中国は批判していません。
 この日になって突然、です。

 その理由が、朝日新聞の加藤千洋が書いた記事と、社会党の田辺誠だとしたら、一体この加藤やら田辺やらいう人たちは何を考えているのか、さっぱり分からない。
 中国はそもそも何かにつけて日本を批難することが大好きですから、突然降って湧いたこの靖国批判は「いい口実を教えてもらった。」てなもんでしょう。嬉々として批判を始めたと言うわけです。

 と、ここまではネットで調べた話なので本当なのか疑問はあります。「1985(昭和60)年以前は中国は首相の靖国参拝を批判していなかった。」という証拠が見当たらないからです。
 例えば1985(昭和60)年より前に中国共産党の幹部が靖国神社に参拝した。」みたいな記録があれば証拠になりますが、そんな記録はありません。

 ただ、1985(昭和60)年と言えば中曽根首相の在任中です。中曽根さんは1982年から1987年までの首相在任期間中、計10回靖国神社に参拝しました。就任当初は毎年3回~4回、終戦記念日(8月15日)には必ず参拝していたのですが、1985年(昭和60年)の8月15日を最後に参拝していません。この時から中国からの批難が始まったことを意味していると思います。

 日本には頭のおかしい日本人がいっぱい居る。日本人のフリをした外国人なのかな?

 そういえば。加藤千洋は、中国は批難してないのに「中国が批難している。」という記事を書きました。で、中国に聞いてみたら、中国も「それはけしからん。」と批難し始めました。
 が、つい最近ブログに書いた頭のおかしい日本人、民主党徳永エリは、家族会は落胆していないのに「家族会が落胆している。」と国会で発言し、家族会に聞いてみたら「別に落胆してないけど?」と言われました。
 嘘の付き方が似てるなあ。
http://ameblo.jp/2kman/entry-11518539131.html