麻生太郎さん他168名の国会議員が、4月23日靖国神社の春の例大祭に参拝した件で、中国と韓国と北朝鮮は「日本は過去の戦争犯罪に対する反省がない!」とか「日本の軍国主義が復活し、再びアジア諸国を侵略する気だ!」とか批難の声を上げています。

【毎日新聞】靖国神社:衆参168議員が集団参拝 春季例大祭http://mainichi.jp/select/news/20130423k0000e010196000c.html

 このことが原因で韓国は、今月末をメドに調整していた尹炳世(ユンビョンセ)外相の訪日と岸田文雄外相との会談を中止することにしたそうです。
 また、韓国の国会では与野党が「大使を召還しろ」だの「靖国参拝した国会議員は入国禁止にしろ」だの議論されています。

【サンケイニュース】靖国と韓国 外相の訪日中止は残念だ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130423/plc13042303120004-n1.htm
【中央日報日本版】「靖国参拝した日本閣僚の入国禁止を要求」…韓国与野党、日本を批判http://japanese.joins.com/article/864/170864.html

 韓国は日本のことを何でも批難することが信条ですから、これは当たり前のいつものことなので、特に問題ありません。

 深刻な問題は、日本の内部にあります。

 4月24日の参院予算委員会で、民主党の徳永エリ参議院議員(51)が質疑に立ち、古屋圭司拉致問題担当相(60)の靖国神社参拝に対し、「拉致被害者が落胆しているとの声が聞こえている」と批判したそうです。
 国会の質疑ですから応答します。古屋氏が「それは全く聞き捨てならない話だ。ぜひお名前を言ってみてほしい」と答えたところ、徳永氏は「それでは、総理に聞く。靖国参拝が中国韓国に影響を与えたことは否めない。それはどう思うか。」と質問したそうです。
 議論どころか会話になってませんから、安倍首相も「その前に拉致被害者の方々が懸念を表明されたというのは極めて重要な話だ。どなたが言われたか、やはり予算委員会だから、ちゃんとしていただかないと、質問者として民主党の信頼性が問われる。もしいい加減なことを言ったのなら大変なことだ」と答えたそうです。
 が、この徳永エリさん、最後まで「誰が言ったのか。」は言わなかったそうです。つまりこの人は単に批難したかっただけです。批難する根拠として拉致被害者を利用したわけです。要は、嘘をついたのです。国会の場で。

 翌25日の参院予算委で安倍首相は「拉致被害者の家族会に問い合わせても落胆の声は聞かなかった。」と説明しました。

【J-CASTニュース】「靖国参拝で拉致被害者家族が落胆」はウソ? 民主・徳永エリ議員「同僚から聞いた」
http://www.j-cast.com/2013/04/25174001.html

 韓国人が日本を批難するために嘘をつくのはいつものことだし、韓国も北朝鮮も元々そういう民族だし、よその国のことなので、日本がとやかく言ってもどうにもならないことです。
 しかし、日本人が、しかも国会議員が国会の場で、日本を批難するために嘘をつくって、どういうことでしょう。

【YOUTUBE】民主党徳永エリ参議員が4月24日の予算委員会で嘘?「靖国参拝で拉致被害者家族が落胆」
http://www.youtube.com/watch?v=Jx-_gJBn-ow

 頭のおかしい日本人、又は日本人になりすました外国人が、日本に紛れ込んでいる。教育関係者やマスコミ関係者、国会ににまで、紛れ込んでいる。
 これが、日本が抱える最も深刻な問題だと思います。