先月1月30日午前10時頃、中国海軍の艦船が、日本の海上自衛隊の護衛艦に射撃管制用レーダーを照射した事件。

 もし逆に日本の艦船から中国へ向けてレーダー照射したら(そんなことは有り得ませんが)、その時点で中国はその日本艦船に向けて反撃するでしょう。そうなったら戦争です。この事件は、あわや戦争に発展しかねない深刻で重大な問題。

 そんな国防の一大事、情報をどこまで公開するかなんて、原口さんが決める話じゃないです。防衛大臣が「東シナ海の公海上、日中中間線の日本側」と発表しているのに、それ以上何が必要なのか?何を追求しているのか?

 細かい位置の公開を要求したところを見ると、もしや原口さん、日本の海上自衛隊が中国の領海を侵犯して、その自衛隊艦船に向けて中国がレーダー照射して追い出した、みたいな勝手なストーリーを作りあげて、その妄想を裏付ける証拠を探していたとか?
 もし何か疑わしい状況や証拠があるのなら、その情報を原口さんの方が先に提示するべきです。
 もし何の証拠もないのに防衛大臣が発表した情報をハナから疑ってかかるって、どういうこと?この人は誰の味方?日本の国会議員としてふさわしくないです。

 思い出されるのは、2010年9月、東シナ海で中国の漁船が日本の海上保安庁の巡視船に体当たりした時、当時政権与党だった民主党は、現場で撮影されたビデオを隠し続けて、とうとうYOUTUBEに流出して大問題に発展したこと。あの当時、情報を公開せず中国を擁護し続けた民主党に日本中から批難が集められました。
 もしかして原口さん、あれと同じだと思ってるのかな?海上保安庁が撮影した中国の漁船のビデオと、海上自衛隊が収拾した中国海軍のレーダーの情報を同じレベルで考えてるなんて、アホすぎる。漁船と軍事機密の違いが分からないのでしょうか?

 こんな人を国会議員にしちゃダメでしょ。テレビで見たことあるって理由だけで投票する有権者もアホすぎる。

 ちなみに、この時に原口さんは「艦船の位置はグーグルアースか何かで見れば分かる。」と発言したことで、「グーグルアースで分かるわけないだろ!」と失笑を買いました。
 さらにFacebookで「グーグルアースか何かでと言ったが、グーグルアースでとは言ってない。」とか「もしかするとグーグルアースで見えるかもしれない。」なんて言ってます。アホですな。

 一般的に「○○か何かで△△する。」と言えば、○○で△△できるものです。

 例えば「飛行機か何かでアメリカに行く。」と言えば、飛行機でアメリカに行けるものです。もし「自転車か何かでアメリカに行く。」と言えば「自転車でアメリカは行けないだろう。」と言われて当然です。
 そこで「自転車か何かでアメリカに行くと言ったが、自転車でアメリカに行けるとは言ってない。」とか、さらに「いや、頑張ったら自転車でアメリカは行けないこともない。」なんて言い訳したら、本当に頭のおかしい人です。

 本当にこんな人を国会議員にしちゃダメですって。テレビで見たことあるって理由だけで投票した日本人は真剣に反省して欲しい。

 原口氏のFacebookは↓こちら。2月9日あたりの記事に上記の言い訳が書かれています。
https://www.facebook.com/kazuhiro.haraguchi

-<以下引用>---

「グーグルアースで自衛艦の位置分かる」 原口一博議員の発言、ネットで失笑買う

中国海軍にレーダー照射された自衛艦の位置について、民主党の原口一博元総務相が国会で、衛星画像表示の地球儀ソフト「グーグルアース」を見れば分かると発言したことが物議を醸している。
原口一博氏の発言は、2013年2月7日の衆院予算委で安倍晋三首相らを追及した際に飛び出した。
ITリテラシーがないと次々に揶揄

発言の意味するところは?
原口氏は、政府内でレーダー照射の情報伝達が遅れたことを批判し、照射が起きた自衛隊艦船の場所についてただした。答弁に立った小野寺五典防衛相は、海自部隊の運用上、様々な問題があり、ぎりぎりの線でしか話せないとしたうえで、「東シナ海の公海上、日中中間線の日本側」だと明かした。
これに対し、原口氏は、国際的な情報戦の中では、相手国が場所などのディテールを言ってきたときは逆に、日本が何か不都合なことを隠したと言われると指摘した。そして、次のように、政府側の答弁内容に疑問を呈した。
「もう相手に場所分かってるじゃないですか。だって、レーダー照射までしてるわけですよ。グーグルアースか何かを見れば、分かりますよ。どこに日本の艦船がいたか。で、隠さなくていいことまで隠し、出さなきゃいけないことを出さない」
この発言が2ちゃんねるで紹介されると、ITリテラシーがないと次々に揶揄する声が上がった。
「えっググルアースてリアルタイムなの?」「偵察衛星はもう必要ないんだな!凄い時代だw」…
原口氏は偵察衛星などと勘違いしたのではないか、との声も上がった。2ちゃんでは、スレッドが次々に立つ祭り状態になり、「グーグルアースの隠しAPIの存在を公表してしまったか...」などとからかう向きまであったほどだ。

無線による自動船舶識別装置でも無理?
リアルタイムに船の動きが分かるソフトとしては、無線による自動船舶識別装置(AIS)を使った「ライブ船舶マップ」などがある。グーグルアース上でもリアルタイムで船舶の位置を確認できるが、原口一博氏はそのことを指していたとも言い難いようだ。
海上自衛隊の広報室では、こう言う。
「確かに、護衛艦がAISの送信をオンにすれば、リアルタイムで位置確認ができます。しかし、受信だけして送信しないことも多く、送信するのは、沿岸地域などで船の往来が多いといった危険なケースです。ひょっとしたらAISのことを言っていたのかとも思いましたが、場所が日中中間線付近の海上なので、違うのではないかと思いますよ」
発言が何を意味するかについては、その意図が分からないとして、原口氏側に聞いてほしいとのことだった。
原口氏の発言は、一部メディアでも報じられ、「レーダー照射された緯度経度をGoogle Earthで確認すれば場所は分かる」と解釈する向きもあった。言い換えれば、中国側はレーダー照射を通じて日本の艦船の緯度経度をつかんだので、それをグーグルアース上で見れば、日中中間線の日本側のどこの場所かが中国側に分かってしまう、ということらしい。ただ、この場合グーグルアースを使うまでもなく中国側は把握していたと考えるのが普通だ。
原口氏の事務所に取材すると、本人が事務所に来ないので、まだ確認できないとして、話が聞けなかった。なお、原口氏は2013年2月8日夕現在もツイッターで発言について触れておらず、沈黙したままだ。

http://www.j-cast.com/2013/02/08164771.html