一報が目に触れた時、大阪桜宮高校バスケ部の生徒自殺を受けて、トップアスリートが問題提起のために行動を起こしたのかと思ったら、どうやらそうではないようです。

 女子トップ選手15人が日本オリンピック委員会(JOC)に告発文を提出したのは昨年12月で、桜宮高校の生徒が自殺したのは今年1月ですから。

 こんな大きな出来事が別々に立て続けに起きるのは、何か大きな時代の変わり目のような気がします。

 ただし、大阪桜宮高校のケースは、詳細が分かるにつれて本当に特殊な事情のようです。単なる指導方法の問題では済まされない、大きな学校の組織的な問題が根底にあるように思えてなりません。在校生には本当に気の毒ですが、一度廃校にした方がいいような気がします。

-<以下引用>---

女子柔道選手15人、代表監督を告発 パワハラ行為訴え

 柔道女子の園田隆二・日本代表監督(39)ら指導陣が強化合宿などで選手に暴力などのパワーハラスメント行為をしていたとして、女子トップ選手15人が昨年12月、日本オリンピック委員会(JOC)に告発文を提出していたことが29日、分かった。

 全日本柔道連盟やJOCの関係者によると、昨夏のロンドン五輪後に園田監督の暴力を問題視する声が柔道界で上がっていた。しかし強化体制に変化がないことなどから、JOCに訴え出たと見られる。今年に入って全柔連とJOCが事務局長レベルで話し合いをもったという。JOC幹部は「柔道側に正しく対応して欲しい、と指導していた」と話す。

 園田監督は2008年北京五輪で女子代表コーチを務め、同五輪後から監督に就任して昨夏のロンドン五輪に臨んだ。全柔連は昨年11月、同監督の続投を決めている。

http://www.asahi.com/national/update/0129/TKY201301290467.html