世界一って、滅多になれないことで、本当に素晴らしいことで、誇らしいことです。目指せる条件や環境があるなら間違いなく目指すべきです。

自分が素晴らしいことを成し遂げる、自分を誇らしく思う、自分に自信を持つことは、大事なことです。他の何をやるにしても、自信がなければ何もできません。自信を持つことは、自分を前に進めるエネルギーになります。
経済的に低迷している日本にとって、立ち上がって前に進むために絶対に必要なことです。

また、コンピューターの処理速度は、日本だけでなく人類全体の発展の役に立つことです。今までできなかった計算ができるようになるのです。世界一のコンピューターを作れるということは、単なる名誉や称号や飾りではありません。
日本がそれを作る能力を持っているということは、世界の中で日本が主権を守って生きていくために絶対に必要です。

世界には、石油をたくさん持っていることで主権を守っている国があります。それがその国の強みというものです。
日本に資源はありません。その代わりに何があるか。日本は何を持っているのか?

強みを何も持っていない国を、誰も守ってくれない。自分の国は自分で守らないと、誰も守ってくれない。そんなに世界は甘くない。
中国に占領されて殺されているチベットのようになりたくないなら「日本の強みは何か。」を、日本の政治家は真剣に考えないといけない。

こんな当たり前のことが分からない人間は、そもそも国会議員になってはいけないと思う。
いや、分かる分からないの問題ではなく「日本という国が好きか、好きでないのか、嫌いなのか。」という、根本的な問題かもしれない。
日本が好きなら、日本が世界一になるチャンスを潰そうなんて発想は、出てこないはず。日本が好きじゃない人間は、日本の国会議員にならないで欲しい。

彼女は国籍だけは日本でも、心は日本にはないのだろう。

-<以下引用>-----

 【東京】スーパーコンピューターの計算速度世界ランキング「TOP500」で、富士通のスパコン「K(京=けい)」が中国のライバル機から1位の座を奪った。日本のスパコンが世界一になるのは7年ぶりのことだ。
 理化学研究所(理研)に設置され、日本政府から資金援助を受けて開発中の京は、1秒間に8000兆回以上の計算ができる。名前の由来は1000兆の10倍を示す日本語の単位「京」から取ったもので、2012年の完成時には1秒間に1京回の計算ができることを目標に作られている。 
 中国の技術革新と経済力に注目が集まる中で、日本のスパコンが世界一を奪回したことは、数カ月前に世界第2位の経済大国の座を中国に譲った日本にとって、誇りになるだろう。 
 京は既存のスパコンから大きく前進しており、第2位から第6位までのスパコンを合わせたよりも計算能力が高く、1秒間の計算回数は第2位の中国・国防科学技術大学のスパコンよりも3倍多い。TOP500は世界で最も計算能力が高いスパコン500台をランキングしたもので、学術・政府関連の研究者団体が作成する。
 日本政府は京プロジェクトに1000億円以上を投じ、日本がスパコン界をリードする地位に付くことを目標にしてきた。スパコンは気候変動や天候パターンに関連する複雑な問題に挑むのに利用できる。また京プロジェクトには医薬品、素材、それに新技術の分野に躍進をもたらす強力な計算ツールを提供、それによって「日本株式会社」の競争力を高めるという目的もある。 
 富士通と理研の共同記者会見で、プロジェクトリーダーらは京の実世界での幅広い応用手法を見つけることが目標だと語った。研究者らは京について、太陽光を電気に変えるのに最も効率的な素材を探して再生可能エネルギーへの取り組みを強化したり、地震や津波からの被害を予測して人々を自然災害から守ったりするのに利用できると指摘している。 
 年に2回発表されるTOP500のランキングは大きく変動する。前回(2010年11月)は中国、前々回(10年6月)は米国のマシンが1位だった。日本のスパコンが世界一でいられるのも長くないかもしれない。IBMがイリノイ大学にある国立スーパーコンピューター研究所に計算回数1秒間1京回の壁を越えるシステムを構築中だからだ。

http://jp.wsj.com/Japan/Economy/node_252255