NATO軍とは、1949年4月4日、米国(トルーマン政権)ほか11か国が北大西洋条約を締結、その後自由主義体制の擁護や集団安全保障を謳った同条約に基づいて北大西洋条約機構(NATO)が形成されたらしい。

自由主義体制を守るためなら人を殺してもいいという発想が、そもそも分からない。

カダフィー大佐は悪い人かもしれないけど、核兵器廃棄の決断もして、テロ支援国家の指定も解除されて、少しずつ良い方向に向かってたように見える。

また、リビアという国の政権をカダフィー大佐に任せるか任せないかは、リビアの人が決めることだと思う。政権交代するのに一時期内戦状態になるかもしれないけど、極端な言い方をすれば内戦するのもその国の自由だ。こんな形でよその国の人が介入した結果新しい政権が決まったとしても、きっと禍根が残ると思う。

過去アメリカはベトナムやアフガンやイラクの内戦に介入したことに関して賛美両論あるのは分かるけど、今回NATOのリビア介入に賛成意見てあるのかな?

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http://www.cnn.co.jp/world/30002358.html

トリポリ(CNN) 対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ファンウム准将は5日、最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍が装備を市街地に隠し、市民を「人間の盾」にしていると非難した。

一方、反政府派の間では、NATO軍の作戦にもかかわらず政府軍が攻勢を強めていることに対し、いらだちの声が上がり始めている。

同准将によると、NATO軍からは3日、戦闘機が58回出撃し、このうち14回で空爆を実施した。NATOの報道官によると、3月23日の作戦開始以降の出撃回数は通算334回に上った。同准将は、これまでの作戦で政府軍の能力の約3割を奪ったとの見方を示した。

一方、政府軍は人間の盾で対抗しているとみられる。また反体制派と区別しにくくするため、兵員輸送用の車両を軽トラックなどに切り替えているという。

現地のCNN記者によると、東部ブレガでは5日、政府軍の集中的な砲撃から逃走する反政府派の姿がみられた。反政府派の司令官が前日に同市での優勢を発表したばかりだった。

複数の情報筋によると、西部ミスラタでは4日、政府軍と反政府派の衝突で5人が死亡、24人が負傷した。住民らによれば、同市は政府軍に電力や食料供給を止められ、孤立した状態にある。街頭には狙撃兵が展開し、市外へ続く主要道路も占拠されている。反政府派の報道担当者によると、NATO軍による支援はないという。

カダフィ大佐退陣を求める反政府派に大佐が歩み寄る気配はみられないが、一方で政権内部の亀裂が表面化している。先月離反して英国に亡命したクーサ前外相の後任には、オベイディ前外務次官の就任が5日に確認された。