日本が復興するためには、日本の企業が元気になることが必要不可欠。
最近の円高傾向で苦戦していた日本の企業が態勢を立ち直すきっかけになりますように。

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 6日早朝の東京外国為替市場で、円相場は4日続落して始まった。8時30分時点は1ドル=85円05~07銭前後と、前日の17時時点と比べ71銭の円安・ドル高水準。日本と米欧の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いの流れが続いている。7時前には一時85円25銭程度まで下落し、昨年9月24日以来の安値水準を付けた。

 米連邦準備理事会(FRB)が5日に発表した3月15日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、物価上昇への警戒をやや強めていたことが明らかになった。FRBが量的金融緩和の出口を模索するとの見方が強まり、追加緩和の可能性も意識される日銀との方向性の違いが鮮明になったことで、円安・ドル高に弾みがついている。一方、最近の円安が急速に進んだことから、利益確定目的の円買い・ドル売りも入っている。

 円は対ユーロでは9日続落。8時30分時点では1ユーロ=120円95~98銭前後と、前日の17時時点と比べ1円32銭の円安・ユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)が7日の理事会で利上げに踏み切るとの見方が引き続き円安・ユーロ高の要因になった。一部有力シンクタンクが「ECBは4月以降も利上げを続ける」との見通しを示したと前日に伝わったこともユーロの買い材料になっている。7時20分過ぎに円は121円18銭程度まで売られ、昨年5月10日以来ほぼ11カ月ぶりの安値を付けた。

 ユーロは対ドルで反発。8時30分時点では前日の17時時点と比べて0.0036ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.4220~23ドル前後だった。

 円はオーストラリア(豪)ドルに対しても軟調。7時20分過ぎに1豪ドル=88円ちょうど近辺まで下落し、昨年5月以来の安値を付けた。〔日経QUICKニュース〕