事実上の内戦、戦争なんですね。

どんな大儀があったとしても戦争を正当化することはできないと思います。だけど、最低限の大儀は、せめてもの救いというか、戦争を始めるにあたって必要なことだと思います。

で、この内戦の大儀は何かと考えるに。人間の人権や生命を守るために戦う戦争ではなく、石油を売った金の分配を巡る戦争ではないでしょうか。つまり、彼らはカネのために殺し合いをしているように、私には見える。

お金は大事だけど、人の命をかけてまで奪い合うほど大事な物じゃないよ。

--------------------

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110308-OYT1T00626.htm

 【カイロ=大内佐紀】事実上の内戦状態に陥ったリビアでは7日、最高指導者カダフィ氏側の勢力が中部の石油拠点ラスラヌフに対する空爆を強めた。

 ロイター通信によると、爆弾の1発は民間人一家が乗った車に命中した。また、ラスラヌフと東部ブレガの石油積み出し港で、操業が停止になったという。

 カダフィ派は、6日に首都トリポリの東にある第3の都市ミスラタ中心部を戦車などで砲撃、7日も攻撃を続行した。ロイター通信によると、病院には多数の負傷者が担ぎ込まれた。6日だけで乳児も含めた18人が死亡したという。

 一方、リビアのクーサ外相は7日、トリポリ市内で記者会見し、東部ベンガジを拠点とする反体制派組織「国民評議会」と欧米諸国が接触を始めたことについて、「仏英米がリビア分割の陰謀をめぐらせている」と強く批判した。

(2011年3月8日13時54分 読売新聞)