春のおどり(OSK日本歌劇団)
OSK日本歌劇団の松竹座公演、春のおどりを観劇しました。
和物、鳥の景について🦢
上からフォーメーションを観たいと思い、5回の観劇のうち2回は3階席へ。
まず千咲さんの「おひいさま」ぷりが見事!
夢のように美しく、あれは翼さんでなくとも夢中になりますね。
闇堕ちした鳥達と翼さんが戦う所、フォーメーション移動がめちゃくちゃ複雑で、すごかった!
どう移動があったのか全然言語化して説明する事ができないのですが、あれは練習が大変だったでしょうね。
また、魔女の櫻子様が討たれると、あんなに完璧なフォーメーションを見せていた皆が一気に瓦解して、オロオロとした有象無象の群衆になってしまうのも、一瞬の切り替わりで素晴らしかったです。
それにしても、壱弥ゆうさん、登堂結斗さんは日本物のお化粧が映えますね。
京我りくさんもいなせでカッコ良かった。
やさしい目元と、スッと通った鼻筋が綺麗なじゅのさん
ぱっちりお目目と大きなお口で、全開の笑顔が印象的なあいさん
既にお化粧が上手くて、今後に期待大の切れ長アイのみつきさん
そして今回は出られなかったけど、目元のキリッとした面長美人のみおんさん
舞台の上で4人揃う日を楽しみにしています。
空良玲澄さんのソロと口上も良かったですね。
口上の発声もはっきりしていて良かったですし、良い意味で少しひっかかりのある、個性的な歌声をしています。
恒例化している真岡公演もあるから、空良さんは年数の割に中規模以上の劇場でのソロや、主演、公演内2番手の経験が多い。
My初日(2日目)から完璧に落ち着いているように見えました。
とは言え、実際には2日目はまだまだ余力を残していたようで、千穐楽でのセクシーガイぶりは別人のような進化ぶりでした。エンジンかかるとますます凄いなあ!と完全に圧倒されました。
今回の黒燕尾、最初に見た時は
「悪くないけど、南座の黒燕尾の緊張感がすごく好きだったから、私自身がまだそっちを引きずっちゃってるな〜」
と思ったのですが、回を重ねるごとに好きになった。
そして千穐楽。
何も遮るもののない、上から俯瞰する視界で観た黒燕尾が本当に素晴らしかった。
スタンダードな黒燕尾からの恋のバカンスは、もう何度観ても良いですね。
娘役群舞の階段で、
「ため息が出〜ちゃ〜う〜」の歌詞に合わせて、娘役が
「ア〜⤵️😮💨」
と大きなため息を吐くのが、本当に可愛い。
何度でも聴きたい「アー」でした。
同じ衣装で、黒燕尾前にある娘役のボサノバももちろん大好き。
琴海さんの歌が素晴らしいのは高槻でもたけふでも分かっていた事ですが、有絢まこさんがあのミニマムな体格で、娘役としてはややハスキーではっきりとした声色なのがすごくいい。
個性があって印象に残る、武器になる声質ですよね。








