本当は良くないこととわかっているけど。
とにかく
月に一度の父を病院通いが
苦痛でたまらなくて。
靴はかかとを潰して履いても気にしなくて、
ちゃんとはこうよ。
しゃがんで靴を直そうとすると
怒る。
マジックテープで止めるタイプに
していても
スムーズにいかない。
マスクも逆さま、曲がっているので
手を伸ばすと嫌がる。
ズボンのチャックは開いたまま。
ポロシャツの襟は立っているし、
ボタンもしないので
手をかけてあげないと。
大嫌いな父の側に居なくちゃいけないのは
本当に苦痛で。
認知症の症状がなければ、
いろいろな諸々がなければ、
母が亡くなった時点で
父とは別居したい思いでいた。
わたしは
なんだかんだ言っても
父に優しい言葉をかけて貰いたいのだと思う。
ひと言褒めて貰ったら
酬われる。
父もきっとわたしたちに褒めて貰いたいのだと思う。
中学にも行けなくて、
ずっと働き通しできたこと。
小屋みたいな家を2回も建て替えたこと。
その苦労と死に物狂いできた事は
心から認める。
だけど、
父ひとりが苦労してきたわけじゃなくて、
黙って共に苦労してきた母が居た。
父の姉妹も随分田畑を手伝ってきた。
わたしら姉妹をみてくれた
祖母が居た。
父は自分の苦労は強く主張するが、
母や祖母や親戚に対しての
感謝の言葉を聞いたことがない。
近所の方の悪口しか聞いたことがない。
良いことはしまいこんで
悪いことと
文句は言葉に出す人。
『子供を案じない親はいない』と父が言ったことがあるが、
そう、思っているならば
言葉に出さずとも
態度に出るものじゃないか。
態度に出たことは一度もない。
そんな人を
わたしは生きてきたなかで
知らないので
本当に
嫌悪感しかない。
父は金を稼ぐことが何よりも
家族のため。
そう思っていたのか。
結末はどうか。
笑顔のない父とわたしになった。
先日の診察の時に
『先生、血圧が落ち着いているので2ヶ月分処方していただけませんか?』
先生は
『高齢だから、1ヶ月がいいんだけれど、希望であれば。』
とシブシブ承諾していただいた。
すごくホッとした。
2ヶ月先の病院。
心が軽くなった。
万歳🙌
父は先生の前では
なぜか、無反応。
なぜだろう。
数日前の夫にたいする暴言を吐いた人と同一人物だとは思えない。
明日からまた
5日間のショートステイ。
万歳~🙌
わたしは極悪人。
父に負けない黒さ。
ここまで
読んでくれたあなたに
ありがとう。
清々しい曇りのない
心に
なりたいな。
夫とわんこに感謝。
優しい気持ちになれるから。