『クレイマーなの』のブログを書いてから、
思い出しました。
かなり前の話です。10年くらいかな。
夕飯の買い物にスーパーへ行ったの。
鮮魚店(その店は店内で魚をさばき、そこでお刺身なども造っています。)を回ったら
美味しそうなブリの切り身がトレイに並べてあったの。
大きな切り身で脂が乗っていて、一切れ100円でした。
『ブリの照り焼きにしよう』と、
お店の若い兄ちゃんに
『このブリ、四切れ下さい。』と言ったの。
兄ちゃんはダルそうに
ビニール袋を左手に
トングで切り身を掴んだけど、
一切り身、二切り身、三切り身まで、見事に床に落としたの。
四切り身は辛うじて袋の中に収まりました。
『啞然』
として見ていたら、
落としたブリの切り身を水道水で洗い、
袋にいれようとしたの。
間髪入れず、
わたしは
『それじゃなくこっちを下さい!』とトレイのブリの切り身を指さしました。
心臓はもう、あまりの事に
バクバクでした。
他に買うものをメモしてきたけれど、
一目散にレジに並び、会計して走って車に乗り込みました。
まだ心臓がバクバクしていて、
真っ先に姉に電話しました。
『今ね、○○スーパーでとんでもないことが起きたんだよー。これこれしかじか、、、』
そしたら、姉がなんと言ったと思います?
『焼けば問題ない。』
わたしはまたまた衝撃を受けて、
家に車を走らせたの。
家に帰って、
夫に話したら、
夫『とんでもないことだ。店に電話してやる!』
わたし『いらないよ!店にもう行かなきゃいいことだよ。
それに電話したことで若い兄ちゃんが首にでもなったら、大変だよ。』
夫はわたしが止めるのも聞かず、
何店舗もあるうちの本店に電話して、
しつこくどの支店か聞かれたけれど言わないで、
『今後こんなことが無いように各店に指導して下さい。』と伝えました。
昔、自分も食品に関わった仕事をしていたことがあって、
『衛生面ではもの凄く気を遣っていたから、許せない。』とのことでした。
わたしはあまりの衝撃に
それから3年間
その店に近づくことができませんでした。
切り身を落としても顔色ひとつ変えなかった兄ちゃん。
『あれは普段から落とし慣れてるな。上の人に落としたら洗っとけばいいんだよ。 って言われてるな。』と、思ったのです。
そうそう、
姉の発言ですが、
夕飯の支度に忙しくて、
かまっていられなかったのだと
自分を納得させています。
おしまい。
わたしってこんなだから、
こんなに神経質だから、
何度もがんになったかなー。