社会天体と呼ばれる、
木星、土星は、
その時々の社会的な動向に影響を与えます。
木星:拡大⇔土星:縮小
木星は社会の発展、成長へと誘い、
土星は広がり過ぎて
収集がつかなかくなったものを整理し、
削ぎ落としていきます。
社会天体のエネルギーは、
自身が所属する社会全体を動かし、
間接的に個人へ影響を与えるので、
自力で使いこなすのは難しいでしょうが、
今、社会にどういう性質の力が働き、
どこへ向かおうとしているのかを俯瞰的に把握し、
自分の行動の参考にすることはとても有意義です。
雑誌の占い特集等で、
「12年に1度の幸運期」と言われるのは、
出生時の太陽星座とトランジットの木星が
同じサインに入った時。
個人の目的と社会の方向性が合致し、
成果を得易いと詠み解けます。
対して、
出生時の太陽星座とトランジットの土星が
同じサインに入る年は、
「試練の時」等と言われたりします。
目的へ向かう過程のブラッシュアップを
求めてきます。
前進する、目的を果たすという意味では、
木星はラッキー、
土星はアンラッキーでしょうが、
ひたすら前進するだけではなく、
一旦立ち止まって自分の歩みを振り返り、
軌道修正をする時間も必要。
社会天体を意識することは、
社会の中で生きる自分を自覚すること。
木星と土星によって人生の緩急のポイントを知れば、
個人天体のエネルギーをより効果的に発揮出来ます。