まさに教科書のようなBassist、Ray Brown。
きれいな音色、わかり易いベースライン、少しだけ前ノリのビート、そしてよく歌うアドリブ。

ベースを弾き始めた頃は、この人の事が一番だった。
もちろん今でも好きだけれど・・・

Ray Brownのベースラインはコードに忠実でとてもわかり易い。
ベースラインの組み立て方を勉強をするには最適だと思う。
これがPaul Chambersあたりになってくると、ひとつひとつのコードだけを追いかけていてはなかなか理解できないようなラインを弾いていたりするので、初心者には少し厄介だ。

彼がベースランニングによく挿む3連のフレーズは、タイム感がとても難しくて、自分がやると慌て気味に聴こえてしまうんだけれど、彼は実に絶妙で、少しもたつき気味に弾いているのにテンポはドンピシャにあっていて、本当にうまいなぁと感心してしまう。

ビートが少し前ノリに感じるのは、あの独特の「ツンツン」という音のせいかな。
以前に日本のプロのベーシストに教えてもらったが、「Ray Brownが弾いているのを間近(=1m位)で見たけれど、右手の指は撫でるようにやさしく弾いていた」のだそうだ。
ちなみに自分がそんな風に弾くと、寝ぼけた音しかでません。

テクニックが完璧なので、アドリブもとても綺麗。
あまりに綺麗すぎて、実はつまらなく感じる時もあるけれど・・・

そんなRay Brownを聴くAlbumとしては、やはりOscar Peterson Trio時代のものをお薦めしたい。

中でも自分が好きなのは「We Get Requests」。
全曲を通して、Ray Brownのバッキングが冴え渡っている。
選曲もいいし、Petersonはいつもの通り間違いが無いし、録音も定評のある良いAlbumです。

それにしても彼が生きている間に見ておきたかったなぁと、とても残念に思うのです。


$kimi3のブログ
4日1日の産経新聞朝刊「正論」に、曾野綾子さんが<惨状の中から見出せる「豊かさ」>という題で書いておられる記事を読んで、自然に涙が出て来てしまった。

ただそれだけ書いておきたかったので…
Peter Washington のことを書いたついでに Christian McBride のことも書いてしまおう。

Christian McBride は、当代のBassPlayerの中で、テクニック、歌心、ビートなどあらゆる点でNo.1と言えるのではないでしょうか。
いや、すべてのBassPlayerを聴いている訳ではないのでNo.1と言い切ってはいけないのかな。
でもTop中のTopPlayerであることには違いありません。

彼のビートは、弾みがあってかつ重いのです。
ステージではピックアップを付けていましたが、おそらく生音も相当でかいように思います。
あの重いビートでガンガンpushされると、フロントも相当刺激されることでしょう。
そう、彼のビートはまさに「push」するという感じなのです。
そのビート感は、もう人種の違いとしか説明のしようがない位にかけ離れているような気がします。

さらに早いフレーズを、粒立ちの良い(しかも重みの感じられる)音で弾きまくるベースソロは圧巻。
リズムの乗り、フレーズ、音色、音量・・・・どれを取っても郡を抜いています。
申し訳ありませんが、Brian Brombergとはちょっと次元が違うのです。

確か弦は、昔からD'AddarioのHelicoreを使っていたと思います。
Helicoreならもっと明るい音がしてもいいはずなのですが、あのぶっとい指が重い音を生むのか・・・自分にはよくわかりません。


彼のPlayは、youtubeで検索すれば沢山HITするので、興味のある方はご覧下さい。

なお、Stingの9.11WTCの追悼Liveで、サポートバンドの一員としてChristian McBrideがWoodbassを弾いている映像があるのですが、実はStingも大好きなので、この映像がとても気に入っています。





彼が参加しているCDは沢山ありすぎて迷いますが、やはりleader albumから一番最近の「kind Of brown」をお薦めしておきます。
Vibの響きが新鮮でいい感じが出ています。

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Christian McBrideは凄いけれど、やはり自分はPeter Washingtonが好きで、もし叶うとしたら、Peter Washingtonのように弾けるようになりたいと思っているわけです。