織田哲郎。
エンジン。
サーキット。
あたしが大好きなモノを、
全て備えていた。
まさか、このタイミングで織田哲郎に
再会するとはね。
言おうとしたけど言わなかった。
何があっても言わなかった彼は大人だ。
3回の結婚の申し出を蹴り倒して、
30歳で迎えて、まさか出会った人と
結婚するかもしれない。
10年ぶりのドライビングチャンスが
まさか、彼とはね。
笑っちゃうね。
10年前はあんなに、たどたどしい奴が
うざったかったのに。
ほぼ童貞の彼に、
こんなに夢中になっちゃうなんてね。
色々潮時だな。