メニエール病 改善の軌跡3
メニエール病 改善の軌跡2 の続き
それからというもの、太郎は症状の変化に合わせてレメディをとり続け、今ではずいぶん健康になってきた。
以前はメニエールを悪化させないために食塩をとらない、水を飲みすぎない、カフェインをとらない、など食事制限をしてきたが、今は好きなものを好きなように食べている。
コーヒーを飲むと、すごいめまいに襲われていたが、それもなくなった。
まだコーヒーを飲むのに抵抗はあるみたいだが、大好きらしく、時々その誘惑に負けて飲むらしい。
が、とくにひどい症状の悪化は見られない。
薬も自分の意思で止め、今はレメディ以外は何もとっていない。
彼は今も治癒の過程にいる。
それは、彼が約10年ほど前に初めてメニエールを患い、そしてその約6年後に再発し、4年間悪化し続けた時間を考えれば、体が本当に正常な状態に戻るまで時間がかかるのは当然である。
10年間かけて悪化したものが、1日や2日で治るわけがないのだ。
もしいまだ、メニエール病に苦しんでいる人がいるとしたら、わたしはホメオパシーを試してみること勧めたい。
少なくともわたしにとって、メニエール病が改善したということは、目の前で起こった事実であり、それは疑いようのないものだ。
わたしは決してホメオパシーが万人に効き、必ずメニエール病が治ると言っているわけではない。
ホメオパシーで確かに奇跡は起きたが、それがすべての人に当てはまるとは限らない。
だが、何もせずただ悪化するのを見ているだけなら、ダメ元でも試してみればよいと、わたしは思う。
レメディに副作用はないから、効かなかったからといって、特に害もないし。
ちなみにわたしはまだ学生なので、質問に答えたり、患者さんを診たりすることはできません。
もしホメオパシーに関して質問があるときや、ホメオパスに見てもらいたいときは、最寄のホメオパシーセンターに連絡してください。
どんな療法でもそうだけど、自分が納得した上で、自分の責任で治療を受けてください。
ここに書いたことはわたし個人の体験であり、これは何かを証明したり、保証したりするものではありません。
メニエール病 改善の軌跡2
メニエール病 改善の軌跡1 の続き
彼の主訴は、メニエール病ではなく、痛風だった。
痛風の症状がひどくて、歩くたびに激痛が走ると。
それで、わたしはレメディを勧めてみることにした。
彼はバリバリの物質主義者で、「レメディ?物質が入ってない?うさんくさい」と思ったようだ。
だが、私の立場を考慮してか、効かなかったらやめればいい、ぐらいの勢いで取り始めた。
ちなみ、これは去年の12月。
わたしはそのころ、まだホメオパシー学校の1年生で(今もまだ2年生だけど)、はっきり言って、なんのこっちゃよくわかってなかったと思う(今もまだよくわかってないが)。
それでも、そのときまでに習った知識とメソッドを振り絞って、レメディを選んで教えた。
太郎がそのレメディを入手して取り始めた結果、痛風は徐々によくなっていった。
足の親指の付け根と、手の人差し指の関節に痛みがあったのが、まず足のほうがよくなり、手の人差し指もずっと痛むのではなく、出たりひっこんだりするようになった。
それと同時に、以前からあった、走るとふくらはぎが痙攣する症状もなくなった。
そして起こったのが、耳鳴りの悪化。
わたしはすぐさま、症状に合ったレメディを選んで教えた。
いくつかレメディの候補はあったのだけど、マテリアメディカというレメディの本を読み、一番彼の耳鳴りの症状に近いものを選んだ。
彼は「耳の中で水がザーザー流れるような音がする」と言っていたが、まさにそれにぴったりのレメディがあったのだ。
それを処方して3日後、耳鳴りはおさまり始めた。
しばらくして彼は「ここ4年間で(耳鳴りが)これまでにないほど静かになった」と言った。
今は、本当に静かな空間で耳をすまして、やっと耳鳴りが聞こえるぐらいらしい。
音楽を大音量で聴く必要もなくなった。
彼は再び静けさを楽しむことができるようになった。
メニエール病 改善の軌跡1
このブログの題名の由来は、このメニエール病から来ている。
レメディという雫によって起こった奇跡。
この奇跡の軌跡をたどりたいと私は思った。
それで、雫のkiseki。
とまあ、いっちょまえにかっこつけてみたけど、題名はさほど重要ではない。
大切なのは、4年間、悪化するばかりでまったくよくならなかったメニエール病が改善した、ということだ。
ちなみに、メニエールにかかったのは、私ではない。私の近しい人である。
仮にその人の名を太郎としよう(特に意味はない)。
太郎の聴力はもはや半分以上失われ、社会生活にも支障が出始め、ゆくゆくは障害者かというところまでいっていた。
ひどいめまいと、耳鳴り、そして難聴。
典型的なメニエールの症状に悩まされ続け、しかし何をしても改善せず、太郎は人生に希望を失いつつあった。
ひどい耳鳴りをごまかすために、大きな音で音楽を聴く毎日。
そうしていないと気が狂ってしまう、と彼は言っていた。
さて、太郎から私が聞いた主訴は、しかしメニエールではなかった。
メニエールは治らない、とこれまでの経験から彼が思っていたせいもあるだろう。
彼の主訴は”痛風”だった。