.
私が住んでいる地域では、年明けすぐから、5月くらいまでが、

「コンクール・シーズン」。



うちは、大したダンサーじゃないし、

「結果発表~!」みたいな記事は書かないと思うけど、



なにか、これから、コンクールのことも、また書くことがあると思うので、

ちょっと、こちらのコンクール状況のことを、一度、紹介程度にサラッと書いておきます。




うちのスタジオからは、毎年、3~4つほどのコンクールに行きます。



そのコンクール、、というのが、

大きく分けて、3つくらいの種類に別れるかな。。




今回は、その3つの「特徴」を簡単に紹介。

機会があったら、そのうち、それぞれを掘り下げて書きたいと思います。



ちなみに、英語では、コンクールのことを、

「コンペティション(competition)」と言います。



「競争」、、と言う意味です。




1)バレエ専門コンクール


うちから身近な距離で参加できる「バレエ」コンクールは、私が知る限り、1つしかない。


そう、アメリカって、「バレエダンサーばかり集まる」ってタイプのコンクールが少ないのかも。



うちが参加しているのは、最近、ドキュメンタリー映画にもなっていた、

毎年、秋ごろに日本にもツアーで行く、あのグランプリです。

日本、ヨーロッパ始め、全米の各地を回るので、我が市の近くで参加できます。


$男子ダンサー x 2



うちのスタジオからも、ときどき、飛行機に乗って、

遠方で行われる、別のバレエコンクールに、個人で行く子もいるけど、



基本、うちのスタジオの子たちは、バレエ専門コンクールと言えば、

車で数十分ほどの距離にツアーで来る、このグランプリにだけ出場します。



コンクール内容は、、

日本ツアーのことをよく知らないので比較しにくいのだけど、

「レオタード審査」などもないので、日本ツアーの時とは、少しルールが違うのだと思います。



このグランプリでは、古典バレエと、コンテンポラリーの2つの部門だけの審査で、


うちのスタジオからは、

 10人前後の大グループ、
 2~4人の小グループ、
 ソロ

、、、の3つで参加します。(もちろん、小グループやソロは、一部の生徒のみ)



うちが参加しているコンクールの中では、

一番、敷居の高いコンクール。 




このグランプリのニューヨークでの本選に、ソロで進出するためには、

「古典」の部門で、平均点95点以上を取らないといけません。



95点に足りなければ、年齢別で1位になっても、本選には進出できないし、

逆に、3位に入れなくても、古典で95点を取っていれば、本選に進出できる。



(追記)このグランプリでは、ワークショップも開催されます。コンクールでは、ダンサーが奨学金をもらえたりすることもあるので、そういう目的で出場するダンサーも多いと思います。




2)「コンベンション」、、と呼ばれる、大規模な「お祭りコンクール」


最近、アメリカで、このタイプのコンクールが、新しく増えつつある気がする。



テレビなどで人気の出たダンサーたちを、審査員や、ワークショップ講師として多く採用し、

ものすごい数のミーハー参加者を集めます。 (地方予選だけで1000人とかね~~~、失笑)



(逆に、テレビで有名になるダンサーは、こういったコンクール出身の人も多い)




(↓)下の写真、すごい人数でしょ? これでも参加者の一部。 


ダンサーの体型もすごいでしょ?苦笑
きれいな体型の、上手なダンサーは、講師の目につきやすい、前~~~の方に行く傾向にある。


$男子ダンサー x 2



通常、このコンクールは、

シェラトン、ハイアット、ヒルトン、、などの、

大きなビジネスホテルの、大~~~きな会議用ホール数部屋を使用し、



地方予選では、金曜日~日曜日の3日間、

朝8時から、夜中12時ごろまで、

ワークショップと、コンクール、そして、オーディション、、という、盛りだくさんな内容で、



本当に「お祭り」のようなイベントを開催する。



(追記)多くの数のワークショップと、オーディション形式の勝ち抜き戦があるのが特徴。



男子ダンサー x 2


(↑)ちなみに、この写真は、テレビで有名な振り付け師、Mia Michael が教えているところ。




イベントが、朝8時~夜中まで踊らせる、、という性質上、、

私たちは、通常、そのイベントが行われているホテルに、金曜日から2泊の宿泊をする。



寝室とイベント会場の間を、エレベーター1つで行き来できる便利さは捨てられない。




ジャズダンス色、または、最近アメリカで、大~~~流行のコンテンポラリー色が強いかも。



勝者を選ぶオーディションは、バレエとジャズの部門で行われる。




このイベントに、ブロードウェイからの人事が来て、キャストのオーディションが行われることもある。



ものすごく会場も混雑するイベントだけど、、、

このコンクールでは、、かなりの「度胸」が鍛えられると思う。



オーディションの経験もできるし、、このタイプのイベントを通して、

他校のダンサーを相手に、物怖じしなくなってきた。




このタイプのイベントでは、


コンクールに参加せず、ワークショップと、オーディションにだけ参加する、、というのも可能。

その場合は、夜中まで踊らなくていいので、宿泊しなかったりします。



このイベントの「コンクール」部門の審査法は、下の(3)のタイプと似ています。




3)「誰もが勝者!」の、コンクール


このタイプのコンクールが、アメリカでは一番多いのではないかな、、と思います。



いろんな分野のダンス部門で参加できます。

タップ、ジャズ、ヒップホップ、コンテンポラリー、バレエ、キャラクター、ブロードウェイスタイル、、、




それぞれのダンス部門で、それぞれの「年齢別」、

そして、それぞれの「レベル別」に審査。



週に1~2時間だけのレッスンしか受けていない、、という「趣味」レベルの

ダンサーやダンスグループも参加しやすいコンクールで、

毎日レッスンを受けている、上級レベルのダンサーたちとは、違うカテゴリーで審査してもらえ、

「趣味レベル」の参加者は、受賞に必要な点数も、低く設定してある。



(うちのスタジオは、みな、competitive と呼ばれる、一番上のレベルで参加しています)




なので、「同じカテゴリー、同じレベル、、同じ年齢」

、、という競争相手が、たったの数組、、などということも多し。




2)のコンベンションで行われる コンクールでもそうだけど、

どんなに低い点数のパフォーマンスでも、「銅賞」、、みたいな「賞」がもらえます。



(この辺が、ゆるい「アメリカ」らしいな、、と)



昨年、うちの息子たちが、この手のコンクールでもらった、トロフィーやメダルたち(↓)。もちろんピンク(笑)

男子ダンサー x 2




そして、、

ダンスのレベルだけの審査でなく、


「ベスト衣装賞」「ベスト演技賞」「ベストエネルギー賞」「ベスト振付け賞」「ベスト笑顔賞」「審査員お気に入り賞」、、、


と、いろ~~~~~んな「賞」があり、



上手なグループでなくても、何かの賞がもらえたりします。



もちろん、、、冷静に見てるとね、、


全てのスタジオの誰かに、こういった、なんらかの「特別賞」が行き渡るようになってます。



そりゃそうだよ。



何ももらえなかったスタジオは、自信をなくしたりして、次回は、このコンクールに来るのをやめて、

別のコンクールに浮気するでしょうから。。



逆に、、何らかの「賞」をもらえると、


「うちのスタジオは気に入られてるわ。次は勝てるかも」、、と、気分よくなって、

来年も、また、大金を払って、大勢の生徒を引き連れて、

このコンクールに参加してくれるでしょうからね。




(追記)このタイプのコンクールは、ワークショップなどはなく、純に、出演者がダンスを披露したものに対して、点数を付けて、賞をもらうだけのものです。




この(3)タイプは、、ちょっと安っぽいコンクールが多いけど、

それでも、「やる気の維持」と、、「審査されることの練習」、、を目的に、参加してます。




もちろん、2)のコンクールも、3)のコンクールも、

飛び抜けて上手なダンサーやグループは、「総合優勝」タイトルがもらえ、

ニューヨーク、ロス、フロリダ、、、などで行われる「本選」進出資格がもらえ、

さらに、上を目指せるようになってます。




「結果発表授与式」、、は、

(1)のバレエコンクールは、フォーマルっぽいのに対し、

(2)、(3)のセレモニーは、ガヤガヤ、、とした、カジュアルな授与式です。


(だって「賞」の数が莫大に多いから、、フォーマルにやってられないのよ)


 にほんブログ村 演劇ブログ バレエへ


その他のコンクール記事
コンクール会場で日本人の名前を探す(1)2012年9月28日
コンクールでの拍手の量 2012年10月5日
(コンクール本選にて)沈黙に耐えられないアメリカの観客 2013年03月17日
.
まだ、タローが小学校中学年くらいのときだったかな。

もう7~8年前になるか。



ちょっと、学校の、ある企画を手伝うことになって、


私は、いくつかのクラスを訪問し、

日本の「相撲」について紹介していた。




その時は、幼稚園(キンダーガーテン)を含む低学年や、

4~5年生の高学年など、いろいろなクラスを訪問。



事前に、訪問する予定になっていたクラスの担任には、

「ビデオで映像を見せたいから、ビデオ上映の準備をお願いします」と伝えていた。



百聞は一見にしかず




日本の「相撲」とは何ぞや??どんなものぞや??

、、と説明するのに、


相撲の「映像を見せるのが一番速い」、、、と、思ったからである。




さて、、

教室に入り、


「今日は、日本の『Sumo』について紹介するね」

「こういうルールの、日本のスポーツなんだよ」

「ビデオを持ってきたので見てね」





そういって、、


相撲の映像を流し始めた


そのとたん、、、



低学年の子供たちは、


$男子ダンサー x 2




ケッケッケッケ、、、、ぎゃ~~~~~~っはは!!!


おもむろに、大声で笑い始め、、その笑い声が止むことはなかった。




映像を消して、私が話し始めた後も、

「くくくく、、」という、笑い声は止まない。



それほど、、

平気でお尻をむき出しにした大人の映像が、衝撃 だったようだのだ。


「もう、いい加減にしなさい!」


各クラスの担任の先生たちは協力してくれたが、

子供たちの騒ぎが治まることはなかった。




私にとっては、予想外の反応であった。


「お、、、おもろいか~ぁ?」(x_x;)




しかし、、

訪問した全てのクラスで、似たような反応だったのですよ。。


━─━─━─━─━─



10~11才の「高学年」の子供たちは、5~6歳児の「低学年」とは比べて、

少し違った反応ではあったのだが、、



これも、また、、、やりにくかった。。。(TωT)




高学年になると、、小さな子供のように、おもむろに

「うわ~~~っはっは」と笑い声を出すことはない。



しかし、、、


高学年の子供たちは、、、隣りや、向かいに座っているお友達と、目を合わせ、

ニヤニヤしたり、、静かに、肩を揺らしている。。



「見てはいけない」もの を見るかのように、

何気なく、目線を手で遮って、困った顔をしている子も多かった。




そして、、、しばらくして、、

耐えられなくなる子が続出。。。




プッ、プププププ~~~~!



、、、目に涙をいっぱいに溜めて、吹き出してしまっていた。



1人が吹き出してしまった後、、どうなるか、、は、

皆さん、ご想像できる通り。。




私にとっては、予想外の出来事でしたよ。。とほほ。。



━─━─━─━─━─

、、、、、これらの記憶は、、


もう、ず~~~~と長い間、


私の硬くなりつつある脳みその、、さらに、どこか動かない場所にしまわれていたのだけど、、




2ヶ月前に、、


小学生の学童を迎えて演じた、バレエ公演「くるみ割り人形」での、

学童たちの「男子のタイツへの反応」を、


ここのブログに書きながら、この「相撲力士の反応」のことを思い出したのである。


 (まだその記事を読まれてない方は、こちらをどうぞ →「学童たちの男子タイツへの反応」)




そう、、この「相撲力士への反応」と、全く、同じ種類の反応だった。。





日本の小学生は、相撲力士を見て、、上記のような反応を出さないはず。




私が小学生の時、お尻丸出しで真剣相撲をしている力士たちを見て、

おかしいと思った記憶などない。



それどころか、

「千代の富士って、かっこええなぁ」


、、などと思っていたくらいだ。


  (↑ 80年代の香り、ぷんぷん~。この時、二子山の兄弟はまだ11才くらいの子供だった)





日本では、真っ昼間のゴールデンタイムから、

普段のテレビニュースなどで、、


裸同然のような姿の男性が、、

そのスポーツの性質ゆえ、、テレビカメラに向かって、お尻を向けている映像を、、



子供たちは、物心がついた頃から、毎日のように目にしているため、

別に、おかしいとも思わないのだ。




それと同じで、、バレエダンサーのタイツ姿も、、

「日常」になってないだけのことなんだよなぁ、、、




日本人にとっての「相撲力士」の姿のような「日常」にね。




こういうワケで、


アメリカの子供にとっては、、


「バレエダンサー」と、「相撲力士」って、

ちょっとした「共通点」があるのだな、、と思ったのでした。



そうだ。

もっと、男性のバレエタイツも「日常化」していかねば!



 にほんブログ村 演劇ブログ バレエへ
.
つい1~2週間前のこと。



長男タローが通う、アール芸術高校の、ミュージカルのリハーサルを終えたあと、


タローが、手を洗いに行こうと、男子トイレのドアを開けた。





すると、トイレの奥から、、、




ららららららら~~~~~~~。

るるるるるるる~~~~~。




  (↑)実際には、「らららら、、るるるるる、、」ではなく、何かの歌を、歌詞付きで。




と、おそらく、用を足しながら、、マジ声でハモっている、、、、



声楽科の生徒の、ケビンとマイクの歌声が、狭い化粧室中に響き渡っていたそうだ。





ドア付近のシンクで手を洗っているだけのタローに、

2人の姿は見えないのだが、、、、



普段なら、、こんな音響で美声を聞くことなどない、、


ただの「トイレ」で、、、


手を洗いながら、、、


ケビンとマイクの、生のハモリ美声を、、ひととき楽しんだタローなのであった。




━─━─━─━─━─


そういえば、以前、、


うちの子たちは、キャラクターダンスを習いに行っていたのだが、、


   (キャラクターダンスの先生の記事はこちら →「キャラクターダンスとの出逢い」)



そこには、タローより4~5才年上の男子先輩、ザクリーがいた。



この先輩、ザクリーは、現在タローが通う、アール芸術高校のダンス科に通っていたのだが、



歌や演技も大変うまく、

ミュージカルでは、、声楽科や演劇科の生徒を差し置いて、



いつも、主役を演じていた。


(ちなみに、このザクリーは、高校の卒業後、「演劇」に転向する)




キャラクターダンスの舞台のとき、


男子の楽屋で、ザクリーは、

着替えるために、小さな個室に入るたびに、、、


大声で歌い始めるそうだ。




「ザクリー、うるさいよ!」

「歌うの辞めろよ!」




、、と、他の男子たちにからかわれても、




聞こえちゃ~いない、、、んだって。




なんか、、、トイレとかの個室、、、って、

歌う意欲をかき立てるんでしょうかね???



とにかく、、

トイレ、、という「そうこいらへん」な場所ですら、「アート」が散らばっている高校なのでした。





あまり、、

皆の「憧れ」が増すようなことばかり書いても何なので、、


「いいことばかりじゃないよ~~~」ってのも、また書かないといけないですね。


でも総合して、しんどいことも掻き消されるほど、面白いエピソードの方が強い気がするんだけどね。

 にほんブログ村 演劇ブログ バレエへ


** 基本、私のブログの登場人物は「仮名」です。