豊田自動織機の増資により、自動車に使う資金を確保した。
同社にとっては決して小額ではなかったが、量産を目的にしているから、
機械設備には相当の投資が必要であった。

豊田自動織機自動車部は、名古屋の近くにある刈谷に月産500台規模の工場をつくり、
材料や各種の試験・研究設備を設けるなど、莫大な資金をつぎ込んだ事業になっていた。アメリカやヨ一ロッパから工作機械を買い込むに当たっては、
できるだけ高級で精密なものにしたのに対して、
事務所の設備などは費用を節約して経費を抑えている。