前回は、父が肝臓が悪くて入院していた病院で、同室の、別の患者さんの見舞客にインフルエンザを移されてしまった
あと１点(肝臓の数値)で退院だったにも関わらず、遅くまで流行っていたインフルエンザのお蔭で、あっという間に重病人になってしまった
というお話でした。
肝臓が悪いと、薬の解毒が出来ない(必ず副作用ってありますもんね)とか、強い薬が使えません。
X線で見ると、寝てる状態の、肺の下半分が真っ白で、相当重い肺炎との事
高い高い熱が１か月以上も続いたのでは…
と思います。
もう、脳みそ沸騰しちゃったんじゃなかろうか
ずっとうなされて、呼びかけてもいっさい反応はないけど、訳解らないうわごとばかり…。
１度はっきり言ったのは、
「朝鮮から、大勢お客が来るから、お土産を用意しておけ
」
でした。
意味、分からん
父は、朝鮮に行った事も、興味も無く、知り合いもいませんから…。
だいたい、映画やドラマなどでは、亡くなる人が今わの際に、
「後の事は頼んだぞ」
とか、
「お前たちの事を愛していたよ」
「世話になったな！今まで有難う」
とか、はっきり言ってますよね。
そんなふうに言える人なんて、実際は、ホントに一握りですから…。
みんな痩せて来て、入れ歯が合わなくなって、すぐはずされちゃう(手入れも出来ないし)から、フガフガ言ってます
歯周病とかで、ぐらぐらしてる歯は、へんなとこ呑み込んだら危ないからって、抜かれちゃいます
苦しかったり、熱でハーハー言うから、口開いてる事が多くって、口が渇いて、ひどいと舌が下あごに張り付いて離れなくなったり…。
苔もはえるし…。
ずっと付いていられれば、脱脂綿を濡らして口に垂らしてあげたりも出来ますが…。
片道３時間ではとても叶いません。
身内だって何言ってるのか 口元に耳当てても解らないのに、外国人のヘルパーさんになったら、意志の疎通はどうなっちゃうんでしょう
中高年の皆さん、きみまろさんじゃないけど、年取って上がるのは、血圧やコレステロール値だけ…
生活習慣病も気になる今日この頃
20年、30年後に、たまには想いを馳せてみましょう
次回は「エンディングノート」について