あの方候補一覧 宮野エレーナ
※2018年4月掲載の1011話で宮野夫妻に関する新情報が多数、明かされました。詳細は2018年の宮野夫妻に関する新情報参照。
○根拠
・宮野エレーナは灰原の母で、数年前に事故死したとされているイギリス人である。組織入りの年代については不明である。組織内でヘル・エンジェルと呼ばれていた。厚司同様にあの方エレーナ説に立つ場合は「エレーナが表向き死んだだけで、実は密かに生きている、または死んでから生き返ったという仮説」に立つ必要がある。
・彼女はヘル・エンジェル(=地獄に堕ちた天使)と呼ばれていたが、そのようなあだ名で呼ばれていた理由が95巻現在明かされていない。そのように呼ばれていた理由が明かされていない現時点で「コナンの台詞を 鵜呑みにしてエレーナを正真正銘のエンジェルだと断定すること」は危険である。コナンがエレーナを正真正銘のエンジェルと思い込んでいることは事実だが、コナンが「ベルモットが宮野夫妻を恨んでいること」を知らないだろうことも重要である(42巻でベルモットは灰原に「自分自身(=ベルモット)が宮野夫妻を恨んでいること」を述べたが、そのときにコナンは睡眠銃の影響で寝ていて、それを聞いていない)。
・エレーナは中国語で烏蓮娜と音訳される場合がある。→烏丸との酷似。エレーナは烏丸二代目か。
・灰原発言「ただでさえ信じがたい人物が浮かんでくるかもしれない」
→発言者自身の母があの方なのではないか。コナンがエレーナを正真正銘のエンジェルだと思い込んでいることと、表向き死んでいることも「信じがたい要素」となりうる。また42巻でベルモットはシェリーに「自身が宮野夫妻を強く憎んでいること」を告げたが、そのときコナンは寝ていて聞いてない。
・ベルモットが組織壊滅を望んでいるのは組織がある薬を研究したからと思われるが、そのベルモットが宮野一族を恨んでいる理由としてその「ある薬」を宮野一族作ったからというのは充分納得がいく。つまり「(薬を研究の中核を担う宮野夫妻のどちらか=あの方)が統括する組織を憎む」という図式が成り立つ。
・明美が監視付きとはいえ、あの年齢まで普通に暮らせてこられたのは母がボスだからではないか。
・彼女に与えられたコードネームが未だに明かされていない
→作者発言によればあの方にコードネームはないという。灰原にシェリーというコードネームが与えられていたように、製薬という組織のワークの中心事業に携わっていたエレーナにもコードネームが与えられていたはずなのに、未だに明らかとなっていない。
・ピスコの発言について次の二点が指摘出来る。
「(ピスコ発言)の『古くから交際』」=「(ピスコ発言)の『長年仕えた』」と捉えた場合にあの方が宮野夫妻のどちらかであること。灰原には宮野夫妻が事故死したと嘘を教えていた、若しくは本当に事故死したと思い込んでいたという仮定が可能なこと。ピスコが「あの方直々の命令」というジンの発言に驚いた最たる理由は「あの方が今も生きていたこと」では。
・そもそも事故死なのに何故テープを残せたかという疑問が出てくる。そのことを考えるとエレーナの死(若しくは表向きの死)は計画的なものであろうと思われる。事実78巻で明かされた18歳のテープの続きは「薬を完成させるには、父さんと母さんはあなた達とお別れしなきゃいけないの…わかってちょうだいね…」というものだった。猶、幼少期のバーボンともエレーナは会っていたが、その時にも「先生(=私自身つまりエレーナ)は遠くへ行ってしまう」とバーボンに言っていた。なお、そもそもコナンはテープの続きつまり18歳の志保へのメッセージを聞いていない。
・エレーナのテープの「お別れ」と志保の生誕は同じ18年前。時期的にお別れと事故死は同じ。→事故死は表向きの死では。
・組織のカラーが黒の理由
→組織のトップが表向き死んでいて全員喪服で活動しているからでは?そもそも烏丸は医学的に考えて不自然な年齢。
・コードネームが酒
→コードネームが酒なのはホームズシリーズの影響とする考えがある一方で、次の暗示の影響とする考えもある。「みやの」をアナグラムすると、のみや→飲み屋となること。
・あの方という呼び名
→ホームズシリーズにおいてアイリーン・アドラーは「あの人」と呼ばれる。アイリーンはドイツ語風にいうとき、別の読み方でエレーナとなる。『ダ・ヴィンチ』5月号(2014年4月5日発売) 34ページで、宮野志保の「灰原哀」という偽名は、原作中ではコーデリア・グレイとV・I・ウォーショースキーから取られているとされていたが、2014年、アイリーン・アドラーから取られていることが作者より公言された。ジンがドイツに深く関連している上に、安室がキャメルに唐突に呼びかけた「ドイツ系の君」発言の真意から、組織とドイツには強い関係があると思われるが、エレーナがドイツ語風な名前であることは意味深といえないか。また板倉の日記には12巻で出てきたテキーラの記述が残っていたが、12巻には『アイリーンアドラーの嘲笑』という本が登場している。
・ベルモットがお気に入り
→表向き死んでいる人間なのでベルモットに変装してもらわないと活動できないのではないか。また、アイリーン・アドラーは男装の達人であり、このことはエレーナが普段烏丸に変装していることを示唆しているか。つまり実質的にエレーナが烏丸二世ということ。ベルモットの「石橋を叩きすぎて、壊すようなタイプ」は「用心の為に表向き死んだが、それがために、ベルモットに変装してもらわないと活動できなくなったこと」を示すか。猶、ホームズシリーズでアドラーはアメリカ生まれのオペラ歌手で、「女山師、機略縦横の女、ただ一人名探偵を出し抜いた女」と評される。
・あくまで仮想だが、倉吉とはクラヨシつまりエレーナの旧姓を意味しているのではないか。
バーボンに関しては、火傷赤井の時にバーボンの独自調査の許可をあの方が直々に出している。
これだけ色んな組織員にあの方が言及をしているのに、監禁状態から謎の方法で逃走した『シェリー』に関してボスの言及シーンが皆無という不自然さ。
※否定根拠
・そもそももしエレーナがボス若しくはベルモットの助けのもとでボスになりすましているなら、18巻でシェリーが監禁され、殺されかけるはずがない
→18巻をよく読むと、「姉の件で正式な回答が得られるまでシェリーが研究を中断するという対抗手段をとる→当然のように組織に歯向かったシェリーはシェリーの処分を上が決定するまで監禁されることになった→どうせ殺されるならと思ってAPTXをのむ」と書かれている。「処分を上が決定する…」という部分から判るようにシェリーは処刑されると決定していた訳ではない。
・コナンはエレーナのテープを聞き、「君の母(=エレーナ)は正真正銘のエンジェルだ」と言っているので、あの方の性格に合わない。仮に彼女が実は残忍な性格であったとしても、娘想いだったらしいという性格について考えると、あの方であるように思えない。
→以下の反論がある。
反論2 安室のエレーナ回想や、エレーナのテープはあくまで18年前より以前に作られたものでしかなく、18年経った現在もそのような娘想いである性格が続いているかは不明である。
反論3 そもそも、彼女はヘル・エンジェル(=地獄に堕ちた天使)と呼ばれていたが、そのようなあだ名で呼ばれていた理由が95巻現在明かされていない。
反論4 ジンがなぜそこまでと疑問に思う程、あの方が赤井を恐れている理由
→ジンが明美を殺したことを娘想いのエレーナが黙認するのは不自然であると考える者も多いが、「明美がFBIのスパイの赤井と交際してしまったこと」などを理由に「今も娘重いかもしれないエレーナ」がやむを得ず明美を殺させたとしても、おかしくない。そもそも95巻現在明美が赤井に送ったメールのPSの続きが明らかになっていない。この続きに「組織に関する何らかの重大な秘密」が書かれていたのであれば、警戒心の強いあの方に殺されたとしても不自然でない。また、エレーナと赤井が血縁関係にあるからでは。
反論5 また、灰原殺害にあの方がどれほど関わっているかが95巻現在不明。あの方が組織員たちによる「灰原殺害画策」を黙認しているだけである可能性すらある。本当は灰原が殺されかけているのを止めたいが、部下らに指示を出して灰原殺害画策を止めさせようとすると、あの方の正体を知らない部下たちに、「何故殺させるのを止めるように指示しているのか。若しかしたらあの方の正体は灰原の両親なのではないか。」というように、正体が発覚しかねないので、そのことを恐れて黙認といった態度をとっているという仮定も自然に立てることが出来る。
※あの方=烏丸=エレーナ=高飛車な女説は2012年頃からYAHOOブログ主のめご氏が最も強く支持している説である。
しかし、2018年1月に作者が「宮野夫妻は死んでいる」と発言したため、宮野夫妻説は否定視されつつある。
※http://anokata.xxxxxxxx.jp/log/1410445143.html 抜粋
前にも書いた気がするのですが、
ヘルエンジェルについて表向きの意味は、文字通り地獄に落ちた天使ですが、
隠された意味については次のように考えています
いつもドジなキャメルがヘル=Herrに気づき、 エレーナの正体が明かされるという展開です
エレーナの名前の由来と言われているシャーロックホームズの登場人物、アイリーン・アドラーは
原語では「イレーネ」字幕は「アイリーン」日本語吹替「エレーナ」
「イレーネ」「エレーナ」というのは、アイリーンがドイツ語圏の人間だから
TV局がドイツ語読みを尊重した結果らしいです
青山さんは以前「シャーロック・ホームズを唯一負かした“あの女”」と説明していますね
そして組織員はそのことを知らないと思います
それにもしヘルがHellじゃなくてHerrならドイツ語ってことでしょ?
ならAngelは「エンジェル」ではなく「エンゲル」と読むはずだよ
前半はドイツ語読み、後半は英語読みでヘル・エンジェルなんてイミフ
じゃMr.プロ野球はMr. professional baseballだね
Herrといえば
ホームズの仮称も本来はS『hell』ingfordじゃなくてS『herr』in(g)fordなんだよなぁ
文法や発音上に破綻があるからあり得ないとはコナンの世界では断言できない。
例えばコナンの某映画では、
ミラソソミ(実際の音)→ミラララファ(日本式音名)→SOVVT(ドイツ式音名)→SHOOT(イギリス式音名)→狙撃
という無理な変換が行われている。SもVもTもOも今や使われていないし、まず音が違う。
そもそも文法上の破綻を指摘するならHell's Angelになる。
仮にヘルエンジェルという呼称が、組織の一部の人間による言い伝えであるとすれば、
Herr Angel という矛盾した表現を使う可能性は十分にあり得る。
今のところ、ヘルエンジェルという呼称に関する情報は
・灰原「知ってる?私の母が組織で何て呼ばれてたか。ヘルエンジェル、地獄に堕ちた天使」
・安室の「さすがヘルエンジェルの娘さんだ」
しかない。この点は注意した方がいい。組織全体に知れ渡っているとは限らない。
エレーナ周辺の人間が、彼女の事情・秘密を暗に表現するために使っている可能性もある。
何も知らない人が普通にきくと
Hell Angel=地獄に堕ちた天使=(裏切りや悪事の後に)死んだ(優しかった)エレーナ
その裏をかいているのかもしれない。
しばらく自分はRUM=男装したエレーナ説で考えてみる。
根拠
・エレーナの眼鏡が光っていつも目が隠れている(義眼の可能性あり)
・Herr Angel=Mr. Angel (女性の男装を暗示)
・「女のような男」という一つの特徴
・ラム酒に纏わるエピソード(死の恐怖を和らげる/遺体の腐敗を止める)が宮野夫妻の薬と結びつく
・コードネームはボスがつけるため、ラムという名前はボスが考えてつけたと推測できる。
・青山先生がラムという名前は「いずれ使ってしまうだろう」と過去に言っている。
・幼児化しているらしい領域外の妹の存在、組織内での大変な事、ラムが動き出した事は関連している可能性がある。