今回のNHK講座は榊の巻後半の3場面で、①藤壺との密会と光源氏の乱心 ②藤壺の出家 ③朧月夜との密会の露見 であった。

 

①の場面で、光源氏の藤壺に言い寄る行為は、共感できなかった。講師はここが光源氏が好きになるか否かの分岐点と言われたが、僕はどうも・・・なお、本居宣長はこの感情の爆発が「ものの哀れの本質」であるとして、肯定的に見ている由。

 

この時、藤壺29歳、光源氏23歳、紫の上16歳。源氏10歳の時から藤壺が好きになり、6年前に懐妊させ、今回は6年振りの再会・・・藤壺がさぞ新鮮に、美しく見えた事であろう。

 

だんだん源氏物語が面白くなってきた。予習はどんどん進み、もう須磨に入った・・・そのうち終わったら、小林秀雄の「本居宣長」を読んでみようかな。以前、途中で諦めたショボーン